救いのないストーリー😰
(なぜ年末にこの本を読んでしまったのか)
ストーリー
学生時代に杉本の「親友」だった、粗暴で自己中的な男、三浦。病に臥せる三浦を、杉本は十二年ぶりに病院に見舞う。そこから再び始まった二人の奇妙な関係は、不本意な同居生活まで発展する。これはいったい、友情か、愛情か、執着 か……。傑作BL『箱の中』の作者が、執拗かつ理不尽な同性同士の愛を描く。
全体的に重く湿った空気の漂うストーリー。杉本(和也)も三浦も、このあと幸せになれるとは思えず。。。なぜ三浦はこんなにも和也に執着するのだろう?おそらく彼の生い立ちにも関係しているんだろうけれど。愛情でもないし、友情とも違う歪んだ関係。和也も和也で、嫌いな奴と言いながらずっと一緒に居続けるのはなぜなのか。
やっぱり愛なの?
和也は逃げようと思えば逃げられるんだろうけれど、そうしない。ずるずるとこのままの関係が続いた後に残るものは何なのだろうと考えながら読了。もやもやしちゃう~~~😰幸せになってくれよ~~~~!!
最近タイドラマで脳みそほんわか平和ボケしてたからかな。久々に眉間にシワを寄せながら本を読んでました。嫌な気分になるなら読まなきゃいいのにって感じだけど、どうも惹きつけられる何かがあるんだな。
BLジャンルに入るのかなとは思うけど、痛々しい描写があるので苦手な方にはお勧めしません。重い気分になっちゃったので、何かハッピーなドラマでも見ないとね😅