驚くような猛暑!
すっかり真夏。外出は無理!!
しかしながら、こんなにも晴れた2023年の夏の日、ずっとエアコンのきいた室内に閉じこもっているのはもったいない。
ということで、陽の傾いた頃を見はからって片道徒歩10分圏内をお散歩。
例によって、NIKON1 J5という小型ミラーレス一眼を携行して…
まるで田舎の流水、ないしは城郭の堀のようにも見えるが、川崎市多摩区住宅街を貫いて流れる二ヶ領用水。
泳ぐ鯉たちも息苦しそうに口をめいっぱいに開いて呼吸している。
いや、エラ呼吸なのは知ってますよ…💦
7月の夕どき、日影にこそなっているものの全くもって涼しくない。
風もない。
唯一、水の流れだけがかすかに涼気を漂わせている。
多摩川の稲田堤あたりから下流の幸区あたりまでをつなぐ、戦国末期から江戸時代黎明期にかけて建設された用水路。
当時は田畑を潤す目的だったようだけど、今や近隣住民憩いの空間。
周囲は、このような東京都市圏郊外における典型的な住宅街。
この殺伐としたアスファルトに囲まれた風景の中に、用水路がゆったりと流れている。
ちなみにこの写真、望遠レンズによる圧縮効果ってのの典型的な例になります。
なんでも、3年前には国の登録記念物に指定されたそうですよ。
その価値、あります!
情景として美しいのは宿河原界隈だけれど、この台和橋上流界隈も雰囲気があって好き。
近隣住民はこの二ヶ領用水を「新川」って読んでるけど、橋の欄干には二ヶ領本川と書いてあった。
何が正解かわからないけど、住民が使っている「新川」が事実上正しいのだと思っています。
真夏の夕刻、決死の20分お散歩写真のご紹介でした。