町内の裏山に保護区があって、毎年この季節はゲンジボタルが自然発生しているのだ。放流しているわけではないのでその数は僅少であるが、やはりホタルというのは風情がある。
子供の頃は川越の田んぼにそれこそ舞うようにヘイケボタルが飛んでいて、梅酒を漬ける大きなビン一杯にホタルを取ってきたものだが、昨年その田んぼに25年ぶりに行ってみたら、用水路が埋め立てられてしまっていてホタルの影もなかった。実に残念だ。
川崎のホタルは、鑑賞のみ。とても捕獲できるほど発生はしていない。それに、地元ではほぼ観光地化されているから、子供会などが集団で見に来ていて落ち着くことも出来ない。
25年前の川越のヘイケボタルは、我が家族以外に誰も人影のないところだった。そこでインターネットで川越のホタル目撃情報を調べてみたのだが、どうもほとんど観測されていないようだ。
「ホタル生息地調査」を見てみると、住んでいるいる地域の状況が分かるのでおすすめだ。経験上、今はゲンジボタルを見るには既にちょっと遅く、ヘイケボタルが盛期の頃だと思う。ただ、なにせ25年前の記憶だから確かではない。
他に誰もいない用水路で、乱舞するホタルを網で追ったり、露草の陰に潜むホタルを潰さないようにそっと捕まえたりといった経験は、最早この首都圏近郊では出来ないのかもしれない。
非常に、残念だ。
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