他人のブログ記事の流用で恐縮なのですが、感銘を受けました。
主張が、私と同じでした。
スピーカーも含め、オーディオは自分の好きなブランド名とデザインで選んじゃえ!っていう主張です。
で、この方はJBL 4312MIIWXを選んでいるのです。
「ゴミ音」だとちゃんと聴き比べて理解した上で、それでもデザインと好きなブランド名で選び切る。
めちゃカッコいい!
と、思ってしまいました。
小心者の私は、「音がしょぼい」と感じてしまったら、いくらデザインが好みでも購入には至らなくなってしまいます。
口だけ番長で、実際はコストに対するなるべく高い成果を求めてしまうのですね。
まあ、一つだけ反論すると「楽器やってるから音がわかってる」って自意識だけです。
私も音楽の仕事をしてますが、バンドで楽器を演奏してる人は、総じてオーディオ的な音の良さを理解していません。
なぜなら、ステージで自分が聴いている演奏音こそがリアルであり良い音だと思い込んでいるからです。
(それへの反論ではありません)
ステージ上のモニター(返し)やアンプ、たいていモノラル音です。
立体感のないストレートな音です。
ギターやベースの音が、まっすぐ耳に届きます。
ミキサーで左右に音を振り分けて立体感を演出するオーディオ的な録音物とは、全くもって似て非なる音なんですね。
音場って概念もありません。
レコーディング現場でせっかくミキサーが立体的な音を作っても、アーティストやディレクターが、立体感のないパンチだけの音に変えるよう指示したりしてます。
そっちの方が、ステージ上の音に近いからです。
オーディオで音の構成を楽しむようなリスナーの満足感は、完全無視です。
だから、邦楽のCDはいつまで経っても立体感のないクソ音のままなのです。
エンジニアよりアーティストやディレクターが強いことの弊害ですね。
そして、邦楽のクソ音を「良い音」だと刷り込まれてしまったエンジニアやアーティストは、自分もクソ音を再生産してしまうんですね。
邦楽レコーディング界を覆うこの負の連鎖が、いつまでたっても海外音源との大きな溝を生み続けています。
話がそれました。
オーディオ、とりわけスピーカーなんて音質じゃなくてブランド名とデザインだよ!
そう言い切って、実際にそれを実現できる人…
常識的な人間の域を超えたジェダイだと思いました。
最後に余談です。
クラブに向いてるとかライブハウスに向いてるとか、音を出す環境に向いたスピーカーは当然存在します。
しかし、部屋でオーディオ再生するという共通の環境においては、
ジャズに向いたスピーカーとかクラシックに向いたスピーカーとか、存在しません。
良い音を出すスピーカーは、どんなジャンルを再生しても「音が良い!」と感じるものです。
ジャズに向いてるとかクラシックに向いてるとか表現されてるスピーカーは、クセの強い一般的には音の悪いスピーカーだと思って間違いありません。
では!