一眼レフは滅びるだろうなんて記事も多い。
で、今回カメラを買い足すにあたり、購入したのはニコン一眼レフ一世代前旧モデル、D7200。
世の中的には「いまはミラーレスでしょ!」的なWEB記事が溢れているせいで、「今更一眼レフ?」と自問自答しながら着地した結果だ。
悩みに追い打ちをかけたのが、日頃よく一緒に仕事をしているプロカメラマンの一言。
「私も、メイン機をソニーのミラーレスに替えようと考えています!」
「そうか、プロもミラーレスならば、この流れについていかなければ!」
そんなインパクトを私に与えた発言でした。
でも、待てよ。
彼が言っているのは、本体だけで30万円以上もするセンサーがフルサイズなカメラの話。
私のようなライトな写真好きが購入する5万円程度の価格帯ではどうなんだろう?
ネット検索してみると、普及機一眼レフとミラーレスを比較する記事が出てくるは出てくるは。
ほとんどが、センサーサイズや画質や重さや電池の持ち、はたまたファインダーの有無などなど、微に入り細に入り性能を検証しているものばかり。
真面目か、と。
で、大抵は初心者と私のようなライトユーザーにはミラーレスの方が良いと結論づけている。
待ってくれ。
確かに、料理を撮影したり、記念撮影をしたりするにはミラーレスに軍配があがるよ。
しかし、そんなユースは、iPhoneで十分なのですよ。
「いやいや、iPhoneの画質よりさらに綺麗な画質でSNSあげたいし!」
という声が聞こえてきました。
で、そんなインスタグラマーにはミラーレスが向いているのかもしれない。
しかし、ほとんどの写真をiPhoneで撮影し、満足している私がなぜわざわざ一眼を買おうとするかといえば、良いレンズで綺麗な風景を撮影したいという一念なのです。
軽さとかコンパクトさとか、どうでも良いのです。
で、何が大事かって?
「写真を撮っているぞ!」という雰囲気なのです。
実際、自然公園や観光地で風景を撮影していると、ほとんどのカメラマンが首から一眼レフを下げている。
これだけもてはやされているミラーレス一眼なんて、ほとんど見かけない。
ミラーレスが売れ始めたのはここ数年だから、実際の市中ではまだ一眼レフのシェアが高いだけかもしれない。
だが、普及型ミラーレスを買っている人は、基本インスタグラマーなのではないかとの疑念も湧いてくる。
かれらの主な生息域は、室内や生活域でのスナップショット。
だから、自然や都市風景を撮影している場面にあまりでくわさないのかな?と。
性能なんて置いておいて、電気処理されていない実際の情景をファインダーで確認できる一眼レフの方が、「撮影しているぞ!」って雰囲気を楽しめるのだ。
液晶モニターに写る画像でシャッター押すなんてのは、iPhoneとなんら変わらない。
いやいや、iPhoneのRetinaディスプレイの方がよっぽど大きくて美しいので、雰囲気としてはそれ以下になってしまうのだ。
だからこそ、いずれ一眼レフは滅びてミラーレスに移行していくぞというWEB記事を本気にしている人たちに断言しておきたい。
一眼レフカメラは、なくならないぞ。と。
CD時代になってもレコード盤を購入して聴き続けていた時も、「レコードなんて古いものまだ聴いてるの?!」なんて扱いを当初は受けたが、いまでは「おしゃれだね」、そして時には「新しいね」なんて言われることさえある。
アナログで良いものは、そう簡単に滅びたりしないのです。
あ、将来的に主流がミラーレスに移行していくだろうことに、異論はないのです。
ただ、ミラーレスにはない圧倒的な良さが一眼レフにはあるのだよということだけが言いたいのです。
現在の5万円程度の普及機比較でミラーレスの方を推しまくっている記事、
キヤノンとニコンの牙城を崩したいソニー・パナソニック・フジフィルム・オリンパスに金をもらって書いた提灯記事と、それを真に受けた自分で考える力がない若造だけじゃないの??
って、気がしてるのです。
だって、撮影している時、大人が一眼レフを提げている確率、数十年前よりはるかに上がっているもの。
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