国際政治学者である三浦瑠璃さんの自叙伝的作品。
著者の作品を読むのは3作目となる。
三浦瑠璃さんを知ったのは2015年元日にNHKで放送された「ニッポンのジレンマ」で見て、
その聡明さ、説得力のある話し方に好感を持ったのが始まり。
普段は自叙伝的な本は読まないのだけど、著者の卓越した洞察力と出来事を詳細に紐解いていく分析力がどこから来ているのだろうと思いながら読んだが、過去に起こったすべてを受け入れ自分の一部にして乗り越えてきたことが著者の輪郭を形成しているのではないか。
孤独であることも自分で自由を定義することも今の時代に最も必要な考え方なのかもしれない。
著者の「自分自身を、出来事や外部に定義させてはいけない」という言葉に孤独と自由を受け入れた強さが凝縮されていると思う。
ショッキングでもあり心が震える自叙伝であった。
「孤独の意味も、女であることの味わいも」
三浦 瑠璃
新潮社
著者の作品を読むのは3作目となる。
三浦瑠璃さんを知ったのは2015年元日にNHKで放送された「ニッポンのジレンマ」で見て、
その聡明さ、説得力のある話し方に好感を持ったのが始まり。
普段は自叙伝的な本は読まないのだけど、著者の卓越した洞察力と出来事を詳細に紐解いていく分析力がどこから来ているのだろうと思いながら読んだが、過去に起こったすべてを受け入れ自分の一部にして乗り越えてきたことが著者の輪郭を形成しているのではないか。
孤独であることも自分で自由を定義することも今の時代に最も必要な考え方なのかもしれない。
著者の「自分自身を、出来事や外部に定義させてはいけない」という言葉に孤独と自由を受け入れた強さが凝縮されていると思う。
ショッキングでもあり心が震える自叙伝であった。
「孤独の意味も、女であることの味わいも」
三浦 瑠璃
新潮社