
朝ドラって半年間見続けるせいで、良くも悪くも終わる際には
何やら感慨深い気分になるものだけど、今回の場合は
最終週になった際にも、明日が最終回っていう前日にも、当日の朝にも
なーんの感情もわいて来ず、「あぁ、終わるんだ」としか・・・(笑)
夕べ、じっくり最終回を見た後も「あぁ、終わったんだ」・・・
最後、悠さんが帰って来たのはそりゃ嬉しかったけど、この夫婦に関しては
最後まで全然父性も母性も感じなかったなぁと・・・
どれだけの年数が流れたのかしんないけど、見た目全然年取ってなかったし、
復員してきた悠さんがこざっぱりしすぎてて、苦労のかけらも感じなかった。
そりゃそれなりに子ども達との触れ合いのシーンもあったし、
かっちゃんが亡くなった際にもめ以子は悲しんではいたけど、
あたしには伝わらなかったなぁ。
最後も夫婦の微笑ましいシーンではあったけど、普通は夫も早く家族に会いたいっ!
そして妻も家族に会わせたいっ!と思うもんじゃないのかなぁ。
夫婦の時間はその後ゆっくりもてばいいじゃん。まずは皆に挨拶に行こうよ。
そうゆう点では、このごちそうさんというタイトルも、
よくアツアツのカップルに対して嫌味のようにかける言葉「ごちそうさま~」って
隠れた意味合いがあったりして!

そしてそこは違うでしょ!?とそぐわないシーンでも多用される「ごちそうさん」
というセリフにお腹いっぱいになっちゃってました

そんな夫婦なので、それこそめ以子の態度も、我が子も、おやつを貰いに来る
近所の子どもも同じ扱いに見えた。
それは同じように愛情を注いでたというより我が子に対しても、近所の子のように
どこかそっけない印象だったって事

その近所の子らにおやつを振舞うのも、子どもが好きだからって感じには
見えなかったし、その他多くのシーンでめ以子が食事を人さまに振舞うシーンが
あったけど、心からやってる風には見えなかったのが残念。
何でそんな風にしか見えないのかというと・・・
幼少時のめ以子が、おばあちゃんの為にイチゴを調達しようとしたものの
結局は自分でつまみ食いしちゃったシーンを見た印象が最後まで
ぬぐえませんでした。あの時、我慢しておばあちゃんに届けてたら
食いしん坊のめ以子だけど、それ以上に人においしいものを食べさせるのが
好きな子って印象が残ったかもしんないのに・・・
最初にそんなシーンを見せられたせいで、その後もずっとあたしの中では
め以子がただのいやしん坊で食いしん坊にしか見えなかったせいで
このドラマを受け入れられなかったのかも。
最後、チョコレイト食べてるめ以子見ても「やっと食べられて良かったね」
ではなくて、「やっぱ食べたかったんじゃん!」とアメリカやかっちゃんへの
こだわりはなんだったんだと呆れたりして

そして、嫁いだ当初は西門家は借金があるとか言いながらも、
そう苦労した様子もないし、その借金もどうなったのか不明だし、
戦後もそう豊かではない時代でありながら、食べる事に関しては
借金してまで食材をゲットしたり、それを人様に気前良く振舞ったり・・・
何だか色んな事が都合良く展開し過ぎて「???」でしたわー。
そりゃ食材を始末したり節約料理を考えたりと工夫はしてたけど
何か苦労が伝わって来なかったような・・・
これは一主婦の物語で、め以子は苦労を苦労とも思わずに
明るく元気に乗り切りましたって事だったのかな?
脇のキャストに関しては、一歩引いてみれるせいか、どんでもない
キャラクターも受け入れられてたけど、結構使い捨ての役柄も多くて
もったいなかったかなぁと・・・
最終週で急に思い出したかのように連呼された昔の懐かしい人たちの名前(笑)。
脚本の森下さんは、原作があるものは上手に脚本化されてる気がするけど
今回のは私的にはダメでした・・・
最後に…最終回でもいい人っぷりを発揮して男をあげた源ちゃんと
最終回で帰還しつつも、豚を抱えてなんだかな~な印象だった悠さん。
夕べのオールスター感謝祭で、優勝した和田正人さんと
アーチェリーで残念な雰囲気満載だった東出昌大くん。
ごちそうさんでの印象そのままで笑っちゃった


