ワインスクール「ボワノワール」の「シャンパンが好き!」
第8回 B5回目 家族経営を守り抜く「ビルカール・サルモン」
Billecart Salmon
・本拠地:ヴァレ・ド・ラ・マルヌ マルイユ・シュール・アイ村
・NM(ネゴシアン・マニュピュラン)
・1818年、ニコラ・フランソワ・ビルカールと妻であるエリザベス・サルモンによって設立
・以来、約200年・7世代に渡り、良心的な家族経営を続けつつ、世界的ブランドとしての地位を確立。
・「妥協なき品質追求」「独自の手造り製法」「少量逸品主義」がモットー
・ピノ・ノワールとシャルドネはモンターニュ・ド・ランスとコート・ド・ブランから、ムニエはヴァレ・ド・ラ・マルヌから収穫
・ピノ・ノワールの樽熟成、デブルバージュから発酵まで低温で管理する最新技術を導入
・瓶熟期間は、ノン・ヴィンテージで3~4年、ヴィンテージ・ワインは役10年
・生産量 約15万ケースとRM並の少なさ。
・「クラスマン」の評価は三ッ星のクリュッグ、ボランジェにつぐ二ツ星。
6アイテムをテイスティング
※5アイテムの予定でしたが、エクストラ・ブリュットが追加されました。
①No.46
Billecart Salmon Brut Reserve ビルカール・サルモン ブリュット・レゼルヴ
【ぶどう品種】M40%、Ch30%、PN30%
☆ドザージュ 7~8g/ℓ 瓶内熟成36ヶ月。
若干ピンクがかった、やや濃い色調。白桃や洋梨のコンポート、熟した果物の香り、ナッツの香り。香りからして重厚な感じ。クリーミーで滑らかな泡、後からミネラル感と苦味が伝わってきます。
②Billecart Salmon Extra Brut ビルカール・サルモン エクストラ・ブリュット
【ぶどう品種】M40%、PN35%、Ch25%
☆ドザージュ 0g/ℓ 瓶内熟成36ヶ月
①のブリュットよりピンクがかかっています。ミネラルのツーンとくる香り。果物の香りもしっかりあります。キリッとした刺激と苦味のある味わい。
③No.47
Billecart Salmon Brut Blanc de Blancs Grand Cru ビルカール・サルモン ブリュット ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ
【ぶどう品種】Ch100%
☆アヴィズ、シュイィ、クラマン、メニル・シュル・オジェの4つの畑、2つのヴィンテージをアッサンブラージュ。
☆ドージュ 8g/ℓ。瓶内熟成4年。
色調はイエロー。レモン、グレーブフルーツの皮、みかんのような爽やかな白い花の香り。チョークの香り。完熟した、ハチミツのようなとろット感があり、よくあるブラン・ド・ブランのキリッと感はありません。
④No.48
Billecart Salmon Brut Sous Bois ビルカール・サルモン ブリュット スー・ボワ
【ぶどう品種】Ch1/3、PN1/3、M1/3
☆2006年より生産する醸造をバリックで行う独自のシャンパーニュ。ラベルも木の年輪をイメージしたデザイン。新樽は使わず、フレッシュさを保つために3~4年使用したブルゴーニュで使用したタンニンの少ない物を使用。
☆ドザージュ 5~6g/ℓ
濃い、輝きのある黄金色。赤い果実の香りもしますが、紅茶、落葉、チーズなどの熟成かかった香りがしっかり出ています。落ち着いた味わいで好みです。
⑤No.49
Billecart Salmon Brut Rose ビルカール・サルモン ブリュット ロゼ
【ぶどう品種】Ch60%、PN20%、M20%
☆1954年にリリース。アイ村のピノ・ノワールの赤ワインを加える(10%以下)アッサンブラージュ方式。
☆ドザージュ9g/ℓ。瓶内熟成24ヶ月
ビルカール・サルモンなのでロゼも重厚と思いきや、意外と軽めでチャーミング。綺麗なサーモンピンク。チェリーやバラの華やかな香り。ロゼというより白ワイン。
⑥No.50
Billecart Salmon Cuvee Nicolas Francois Billecart Brut ビルカール・サルモン キュヴェ・ニコラ・フランソワ・ビルカール ブリュット
【ぶどう品種】PN60%、Ch40%
☆1964年に創設者へ敬意をこめて造られたキュヴェ。コート・デ・ブランのシャルドネと、モンターニュ・ド・ランスのピノ・ノワール。いずれもグラン・クリュのぶどうをアッサンブラージュ。醸造の一部は樽で行い、折と長い年数寝かしている。瓶熟成は10年以上。
綺麗な黄金色。紅茶、キノコ、ローストしたアーモンド、ブリオッシュの香り、酸もしっかりあり、余韻が長い。
キュヴェ・ニコラ・フランソワ・ビルカールはキャップシールが他のものより厚めです。
ビルカール・サルモンはしっかりとした味わいのイメージが強いですが、ロゼが軽かったのが意外でした。飲み比べをしているからかもしれませんが・・・キュヴェ・ニコラ・フランソワ・ビルカールは文句無しに美味しいですが、スーボワが一番好みでした。
オードブル&チーズ付き
◆TETE DE MOINE テット・ド・モワンヌ(牛乳、セミハード、スイス)
◆CHEVRE FRAIS シェーヴル・フレ(山羊乳、フレッシュ、サントル圏)
◆DELICE DE BOURGOGNE デリス・ド・ブルゴーニュ(牛乳、白カビ、ブルゴーニュ圏)
黒木先生、皆さん 有り難うございました!
第8回 B5回目 家族経営を守り抜く「ビルカール・サルモン」
Billecart Salmon
・本拠地:ヴァレ・ド・ラ・マルヌ マルイユ・シュール・アイ村
・NM(ネゴシアン・マニュピュラン)
・1818年、ニコラ・フランソワ・ビルカールと妻であるエリザベス・サルモンによって設立
・以来、約200年・7世代に渡り、良心的な家族経営を続けつつ、世界的ブランドとしての地位を確立。
・「妥協なき品質追求」「独自の手造り製法」「少量逸品主義」がモットー
・ピノ・ノワールとシャルドネはモンターニュ・ド・ランスとコート・ド・ブランから、ムニエはヴァレ・ド・ラ・マルヌから収穫
・ピノ・ノワールの樽熟成、デブルバージュから発酵まで低温で管理する最新技術を導入
・瓶熟期間は、ノン・ヴィンテージで3~4年、ヴィンテージ・ワインは役10年
・生産量 約15万ケースとRM並の少なさ。
・「クラスマン」の評価は三ッ星のクリュッグ、ボランジェにつぐ二ツ星。
6アイテムをテイスティング
※5アイテムの予定でしたが、エクストラ・ブリュットが追加されました。
①No.46
Billecart Salmon Brut Reserve ビルカール・サルモン ブリュット・レゼルヴ
【ぶどう品種】M40%、Ch30%、PN30%
☆ドザージュ 7~8g/ℓ 瓶内熟成36ヶ月。
若干ピンクがかった、やや濃い色調。白桃や洋梨のコンポート、熟した果物の香り、ナッツの香り。香りからして重厚な感じ。クリーミーで滑らかな泡、後からミネラル感と苦味が伝わってきます。
②Billecart Salmon Extra Brut ビルカール・サルモン エクストラ・ブリュット
【ぶどう品種】M40%、PN35%、Ch25%
☆ドザージュ 0g/ℓ 瓶内熟成36ヶ月
①のブリュットよりピンクがかかっています。ミネラルのツーンとくる香り。果物の香りもしっかりあります。キリッとした刺激と苦味のある味わい。
③No.47
Billecart Salmon Brut Blanc de Blancs Grand Cru ビルカール・サルモン ブリュット ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ
【ぶどう品種】Ch100%
☆アヴィズ、シュイィ、クラマン、メニル・シュル・オジェの4つの畑、2つのヴィンテージをアッサンブラージュ。
☆ドージュ 8g/ℓ。瓶内熟成4年。
色調はイエロー。レモン、グレーブフルーツの皮、みかんのような爽やかな白い花の香り。チョークの香り。完熟した、ハチミツのようなとろット感があり、よくあるブラン・ド・ブランのキリッと感はありません。
④No.48
Billecart Salmon Brut Sous Bois ビルカール・サルモン ブリュット スー・ボワ
【ぶどう品種】Ch1/3、PN1/3、M1/3
☆2006年より生産する醸造をバリックで行う独自のシャンパーニュ。ラベルも木の年輪をイメージしたデザイン。新樽は使わず、フレッシュさを保つために3~4年使用したブルゴーニュで使用したタンニンの少ない物を使用。
☆ドザージュ 5~6g/ℓ
濃い、輝きのある黄金色。赤い果実の香りもしますが、紅茶、落葉、チーズなどの熟成かかった香りがしっかり出ています。落ち着いた味わいで好みです。
⑤No.49
Billecart Salmon Brut Rose ビルカール・サルモン ブリュット ロゼ
【ぶどう品種】Ch60%、PN20%、M20%
☆1954年にリリース。アイ村のピノ・ノワールの赤ワインを加える(10%以下)アッサンブラージュ方式。
☆ドザージュ9g/ℓ。瓶内熟成24ヶ月
ビルカール・サルモンなのでロゼも重厚と思いきや、意外と軽めでチャーミング。綺麗なサーモンピンク。チェリーやバラの華やかな香り。ロゼというより白ワイン。
⑥No.50
Billecart Salmon Cuvee Nicolas Francois Billecart Brut ビルカール・サルモン キュヴェ・ニコラ・フランソワ・ビルカール ブリュット
【ぶどう品種】PN60%、Ch40%
☆1964年に創設者へ敬意をこめて造られたキュヴェ。コート・デ・ブランのシャルドネと、モンターニュ・ド・ランスのピノ・ノワール。いずれもグラン・クリュのぶどうをアッサンブラージュ。醸造の一部は樽で行い、折と長い年数寝かしている。瓶熟成は10年以上。
綺麗な黄金色。紅茶、キノコ、ローストしたアーモンド、ブリオッシュの香り、酸もしっかりあり、余韻が長い。
キュヴェ・ニコラ・フランソワ・ビルカールはキャップシールが他のものより厚めです。
ビルカール・サルモンはしっかりとした味わいのイメージが強いですが、ロゼが軽かったのが意外でした。飲み比べをしているからかもしれませんが・・・キュヴェ・ニコラ・フランソワ・ビルカールは文句無しに美味しいですが、スーボワが一番好みでした。
オードブル&チーズ付き
◆TETE DE MOINE テット・ド・モワンヌ(牛乳、セミハード、スイス)
◆CHEVRE FRAIS シェーヴル・フレ(山羊乳、フレッシュ、サントル圏)
◆DELICE DE BOURGOGNE デリス・ド・ブルゴーニュ(牛乳、白カビ、ブルゴーニュ圏)
黒木先生、皆さん 有り難うございました!