ある日のmacchan

ワイン&グルメ、旅の記録

Fluerot-Larose フルーロ・ラローズ

2023年10月30日 | フランスワイナリー2023
2軒目はサントネイ村にあるFluerot-Larose フルーロ・ラローズ



1872年設立。フルーロ家が代々、居を構えるシャトー・デュ・パスタン


DRCのオーナーがワイン貯蔵庫として建てた地上3階、地下2階からなる城館。
1912年に購入し、現在は4代目当主のニコラ・フルーロさんと日本人の奥様 久美子さんが家族とともに住んでいます。

久美子さんが地下のカーヴを案内して下さいました。

地下2階のカーヴは各階1000樽収容可能。年間を通じて自然空調、気温10.5~11.5℃に保たれています。第二次世界大戦中はドイツ軍に占領されたこともありましたが、貴族出身の将校の計らいによりワインには手がつけられず、今も戦前のワインがカーヴの片隅に眠っています。

とにかく圧巻!

















Duvault Blochetはヴォーヌ・ロマネのプルミエ・クリュ このカーヴがDRCのものだったことがわかります。





6アイテムをテイスティング


①Bourgogne Rose 2022
直接圧搾。淡い色調、色に比べて濃厚なしっかりとした味わいのロゼ

②Bourgogne Rouge 2018
鉄、土っぽい香り。まだまだ硬いイメージ

③Santenay 2018
3カ所のヴィラージュ区画のワインのブレンド
淡いルビー色、果実味がしっかりしていて柔らかい味わい。

④Santenay 1er Cru Clos du Passe Temps Rouge 2018
プルミエ・クリュ・クロ・デュ・パスタンはモノポールで、建物の裏側にある畑(雨が降っていて見学できなかったのが残念!)白が1/4、赤が3/4
凝縮感のあるしっかりとした味わい。

⑤Ratafia de Bourgogne
もともと自家製のみでしたが、田崎真也氏が来られたとき絶賛されて販売するようになったもの。2/3 果汁、1/3 15年もののフィーヌを入れる。アルコール度数15.6%

⑥Fine de Bourgogne des Hospices de Beaune 2011
2012年のオークションでニコラさんが競り落としたオスピス・ド・ボーヌのフィーヌを樽熟成させた。規定で5年以上は出荷してはいけないそうです。アルコール度数43.6度

最後にワイン・ジャムもいただきました。

シャサーニュ・モンラッシェをいただけなかったのが残念ですが、数が少なく決まったところにしか出せないようです。

面白い物が飾ってあるテイスティングルーム





「60」は飛行機の格納庫に貼ってあったもの。ニコラさんが還暦祝いにもらったものだそうです。

購入したワインはニコラさんがキャップシールを付けて渡してくれました。

有り難うございました!

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