日々是老・病

84歳の後半に入り、身体にいろいろと加齢に基づく不都合が生じています。日誌代わりに備忘録として経過記録します。

地区懇談会で発言その1 徴税費について

2019-08-26 22:30:19 | 町の行財政

発言内容: 

 30年を超す睦沢町の歴史上最悪、下手くそな税金集めをしています。町長は職員とOBの40数年、町行政に係わってきたリーダーです、下手くその汚名挽回の方法を述べてください。

 

町長の回答:

 徴収に多くの費用がかかるのは、システム化が進んだからです。人口が7千人でもも30万人でもシステムそのものは変わらないので、人口が少ない方が割高になっていると分析します。自治体クラウドは、全国で同じシステムを使えばシステム料が下がるという考えです。少なくとも5つ以上が加入しないとメリットがないようなので、今年度中に長生郡内をまとめて目途をつけたい。


私の所感としては、昨年の地区懇談会で、徴税費のうちのシステム費用を、単独クラウドから自治体クラウドに切り替えれば、30~40%のコストダウンを図るとの、町長の回答であったが、取り組みが悠長だと感じている。徴税費の削減はシステム費の節減だけでは解決しない。6,000万円前後の神崎町、御宿町との決算書の備考欄を詳細に比較すれば、2,000万円超の節約にヒントがあります。

現行システム改善に当たって、職員提案として採用になったのは18/10/03、「庁舎統一システムの構築(業務連携)」を庁内職員に依り調査、研究する勉強会を立ち上げることになっている。勉強会第1回を18/12/03、第2回は18/12/21、第3回19/01/23、第4回19/03/15を最後に勉強会は半年近く開催せずに停滞している。

埼玉県町村会の研修を18/08/28、長生郡市自治研究会研修会を18/12/20に行っているが、この自治研究会の事務局は睦沢町総務課にあり、長生郡市町村をまとめやすい立場にあるし、この機会を活用してほしい。

いかんせん、睦沢町がリーダーシップを持ってリードする速さと力量に、不足が無いのか、行政トップの判断と決断が必要な時を迎えている。 調査した範囲の現行システムは部品化していて、数多くの業者のソフトを並行使用している、その契約時期・範囲も統一性が無く、統一システムにするのに困難を感じる。

まずTKCあたりの大手に、現行ソフトを説明して、一括委託が出来るか否かを打診することで、次へのステップに進みやすいと考えるが、如何だろうか?



 

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町長の地区懇談会が始まった

2019-04-30 21:42:16 | 町の行財政

総務省から3月末以降に公表された「決算カード、」他の資料から資料①~④ をまとめた。

   資料①-1  H29年度・千葉県の17町村決算カードの主要項目のピックアップ

  資料①-2  議会費用、人件費、特別職の給与、徴税費の統計解析を行い、偏差値表示

    資料②    全国927町村における睦沢町の地方税収入は580位で歳出総額は747位。特別職3役給与等は150位であり、580位の町よりも600万円の過多経費であり、747位の町よりは780万円の過多経費である。議会費は280位と349位、夫々18百万円と32百万円の過多経費、また、徴税費は夫々415位と415位であり、21百万円及び45百万円の過多経費を示している。結局は、地方税同等の町と比較すると46百万円、歳出額が同等の町とは85百万円の過多経費となっている。資料①-1の県内類似3町平均値と比較しての過多経費85百万円と不思議にも一致している。H28年度の時点では、経費節減目標を85百万円とする統計的に合理的数値を示している。

 資料③    千葉県17町村の議会費の状況調査 住民1人当たりの議会費用は最多、定例議会開催一日当たりの議会費用は、これも最多である。

 資料④    睦沢町の年度別歳出決算ピックアップで、上述の3過多経費の年度推移金額を示した。

 指数・百分比表 上表の指数・百分比の算出と年度推移を示した。

これらの結果から、町長懇談会への発言内容を、次にまとめてみる。

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徴税費の節減を考えてみる

2018-07-18 16:30:25 | 町の行財政

徴税費は地方税(町税)の徴収に必要な手数料と考えて良い。この費用を節約するほど、町税の実入りが増えるので、努力のし甲斐がある。どの自治体にも共通する歳出項目となっているので、他の町との詳細対比することによって、わが振りをただすことが出来る。徴収規模を無視すると、偏差値が28.0 の芝山町の徴税費は睦沢町よりも百万円少ないけれど、町税は3倍超の2,401百万円集めている。徴収手間の少ない法人税が多いとのメリットが大きいのだろう。睦沢町は11.0%の徴税費用比率が、芝山町は3.3%で済むのだから、この差異は大きいや !!! 睦沢町の当該偏差値は81.3です。

以前に示した類似4町、睦沢町、神崎町、豊郷町、大町町の徴税費の内訳詳細を表にまとめた。後の3町の数字は、歳出決算書の該当文書を、有料で郵送で取り寄せた。後から気づいたが、神崎町はHPに180頁余の歳入歳出決算書をH24年以降、財務四表もH24年度以降、決算カードはH12年度以降すべて公開しており、その情報公開度には感服するのみ、睦沢町も見習ってほしい。

徴税費 4町対比1    対比2      対比3     対比4      対比5

               

表の中に対策としてメモを記したが、もちろん憶測部分が多い。数字の意味することを把握するために「公文書開示請求書」を提出している。町窓口で閲覧・コピーした徴税費は 92,694千円、町議員所持決算書の徴税費は 80,316千円、総務省公開の決算状況調/市町村別 目的別歳出内訳のEXCEL表には 80,514千円 と、3つの数字があるので、注意深く調べたい。



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町長の地区懇談会を前に

2018-07-17 10:57:41 | 町の行財政

今年も町内16地区巡回の町長懇談会があり、7/29日に川島地区で行われる。『今年も、直接町民の皆さんとの対話を通じ、町政への理解を深めていただくとともに、町民の皆さんから頂戴する貴重なご意見を今後の町政に反映させていくため、***』の言葉を信頼して、意見具申を予定している。

町長就任直ぐに面談を申し込み、面談の機会を得た。その時に人件費が町税の107.8%にもなり、千葉県17町村では唯一の町税では人件費を賄えていないと説明した。町長はその指摘については「目からウロコ」とヨイショ!!して頂いたが、私は「目からナミダ」の気分でした。総務課長を退任して町長になられた、生粋の職員OBにしては、町財政の弱みにやっと気付いてくれましたか、という1町民の憂いがナミダに化したまでです。

5年前に「目からウロコ」の方が、退職者より採用者を少なくするとの言葉に反して、H23-92名の職員数はH29-98名と増えているではないか !!  下線部分はもう一度、意見させて頂きましょう。更に具体的に、今年は徴税費の節減を、神崎町など3町と睦沢町と款項目、節区分の備考欄の細目41項目を比較対照させてあぶり出したが、明日以降の紹介にします。

H28分析-1,-2 では、偏差値の大きい3つの経費、議会費91.8特別職報酬等84.6徴税費81.3の順に検討するべきだが、100%町税に依存する『徴税費』節減を今回の機会に、町長へ対策の提案を含む意見を述べることにしている。添付リンクした表を見て、“出た杭を打て”と云う言葉がぴったりだと思います。

H28分析-1    H28分析-2

     

 

偏差値と云えば、進学指導の指針として半世紀来の道標になっている。正規分布している母集団の数値群では、100に1つの偏差値73.2、1000に1つの偏差値80.8を超える、めったにない起こらない前述の3つの経費を、叩いて叩いて減少させることが、今の睦沢町には喫緊の課題なのです。

 

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決算カードの比較

2018-07-15 21:53:02 | 町の行財政

7/29日の町長地区懇談会を前にして、今年も総務省公表の地方自治体の決算カードから、千葉県17町村の比較分析を行った。

17町村の財務データの内、地方税に特に関係深い項目は、人件費、議会費、特別職給与ほか徴税費が挙げられます。徴税費は、地方財政状況調査関係資料の、各地方公共団体の財政状況について「決算状況調 市町村別)」の膨大な資料から抽出する。その分析表は近く掲載します。懇談会では特に「徴税費」の節減を統計的、現実的課題を押えて、職員と住民・ボランティアの複合グループをメーリングリストで討議し、解決したいと、具体的に提案します。

何せ町は町制発足以来最大の箱ものつくりに熱中しています。重点道の駅35件に選定されて、24年間に19億円余の一般会計からの歳出が予定されている。町役場庁舎建設15億余の歳出に備えて積み立てをしていたことが記録にあるが、重点道の駅は80百万円/年度の財務負担がこれまでの住民へのサービスが圧迫され、減少することがが約束されていて、本当に困った話です。

経費節減の職員提案が5年間公表無く、たぶんゼロなのでしょう。住民提案制度化を提案しても、町長は 「制度にのせて提案するのではなく、自分の仕事の中で どんどん提案していく形が主流になっている。その制度 に則っていくことも職員に話していくが、仕事がスムーズ に進み、住民に喜んでもらえれば良いのではないかと感 じる。 」というなまくらな回答です。提案制度の起爆剤はリーダーの力量にかかっています。町長が先頭に立って、「この項目あたりの経費節減案を出してくれ」「この辺りから何とか財源をひねり出してくれ」と課長会で発破をかけ、職員へのインセンティブを示して、出てくる提案をほめて育てる、これが出来ていないのに、『**職員に話していく**』などと、適当な回答をしてはいけません。


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