H28-9月Ⅲ議会の決算審議委員会で、町長発言に『定数の関係も手をつけざるを得ないのかな、やはり職員に過重な思いばっかりをさせて、それで要望はどんどん膨らんでいますから、それに対応するためには、やはり知恵を使うためには、やっぱりマンパワーが必要かなというふうに最近は少しずつ。一時期はいかに定数を減らして、少ない、小さい政府でやっていくかと いうことに傾注をしてまいりましたが、…もうそろそろ限界ではないかな。』(議事録101P)とあった。
H28-12月Ⅳ議会の第一義案で、町職員の定数については、現在、町長の事務部局の定数は63人で実職員数は62人、教育委員会の事務部局では定数42人で、実職員数は32人となっている。今後の事務事業の増加等の内容を考慮し、職員の全体数を変更することなく町長の事務部局の職員を4人増やし定数67人とし、教育委員会の事務部局の職員を4人減じ定数38人とする、と定員数を据え置いたとして議決された。
つまり、事務部局の実職員数を4~5名増員出る体制に移行した。実職員の全体数を変更することなく進めるのかどうか、下線部表現を比較してみると、これは危ういレトリックです。『いかに定数を減らして、少ない、小さい政府でやっていくか…そろそろ限界でないかな』とあったが、Ⅰ期在任中に前町長時の92名から93人に増やしている。H28年度予算時に88名としているが、不履行宣言に聞こえます。地方税収入が50百万円少なくなっていると云うのに増員話は逆行しています。職員定数と実職員数を使い分けて、いつの間にやら実職員数を増やそうというけしからん話なのです。
「町の財政を一部縦覧しましょう」では、町税収入を人件費が超過している千葉県では唯一の町だと警鐘を鳴らしました。そしてブログを始めたまちみるとしては見逃せない状況です。千葉県では、睦沢町と並んで重点道の駅指定ではご同輩の神崎町を見習えば良し、同類型の町の決算カードをまた見直して、考えてみよう。その後で、マンパワーを言及した町長に、増員しなくても済むそのパワーアップの方策を引き続いて、紹介していきましょう。