先ほど、睦沢町のパブリックコメント(意見)募集に応じて、提出窓口に以下のようにメールで提出しました。
睦沢町総務課財政班 御中
睦沢町公式ウェブサイト 2月17日付、意見募集に応じて3件の意見を、添付文書にて提出します。
お取り計らいのほど、よろしくお願いいたします。
“ご参考”に示した記載例は、出典元・総務省の市町村決算カードを比較して、睦沢町と同じ千葉県の市町村類型Ⅱ-2に相当する神崎町、御宿町、鋸南町、長柄町、長南、大多喜町のうち、地方税収入が10億円以下の神崎、御宿、鋸南町の3町を対象にして、統計的に読み取っています。詳細はブログの「千葉県17町村のうち、睦沢町は…」とか「町長へ「大事な提案」をして、面談の実現」の文章・図表をご覧頂ければ、町財政為政者として目から鱗の剥がれるように理解が進むことと期待しています。
以下はメールに添付した文書内容です。
睦沢町公共施設等総合管理計画(素案)についての意見
1. 17頁 : 本計画推進にあたり、全体を一元的に管理する実施組織を設置し、(庁内ネットワークを活用して)組織横断的に情報管理・共有を行い、技術部門と管理部門の連携強化、進捗管理、点検及び評価を実施するとともに、計画の改訂や見直しを行います。
…、点検・修繕・建替え等の情報を(庁内ネットワークを活用して)一元的に管理し、各施設所管課がこれらの情報を定期的に更新することで、継続的な施設の実態把握ができる仕組みの構築を検討します。
上述の2か所に“庁内ネットワークを活用して”を挿入し、具体的手段・方策として盛り込めば分かりやすいです。
2. 23ページ以降の、特にインフラ資産への対応について
23ページ以降に公共施設等の類型ごとの管理に関する基本方針に割いた20ページのうち、公共施設には過去の投資的経費実績と比較して、コスト試算では40百万増/年度に過ぎないのに19ページもの詳細(過ぎる!!)な記述に費やしている。一方340百万増/年度の多額が見込まれるインフラ資産については10行にも満たない基本方針で済ませてしまうのは、内容分析など欠落していて片手落ちです、バランスのとれた記述をしてください。
3. (素案)内容の記載不足と、その対応
総務省の「公共施設等総合管理計画策定にあたっての指針」(別添)【平成26年4月22日総務省】において、第一 総合管理計画に記載すべき事項として示された「一の(3) 公共施設等の維持管理・修繕・更新等に係る中長期的な経費の見込みやこれらの経費に充当可能な財源の見込み等」について、睦沢町公共施設等総合管理計画(素案)の中では下線部分には触れていません。素案内容として不十分であり、総務省の策定指針には適合していません。すなわち、素案第2章3の内容の13ページ以降にこれらの経費に充当可能な財源の見込み等内容の記載が必要です。あるいは、その重要性を鑑みれば第2章4として記載すればよいと考えます。
ご参考: 充当可能な財源の見込み等の記載例
睦沢町は千葉県17町村で唯一人件費が町税収入を超過した財政状況です。関連した特別職報酬・議会費などを省察すると、あのバブル時代以降も町長の給与は原則据え置きだが、3割減額を図り、3役の合計10百万円年額減を見込みます。議会費は神崎町が議員数を平成20年度には16名から10名に減員し、睦沢町の半額以下へと減額を達成しています。睦沢町も次回選挙で議員数10名が叶えれば議会費20百万円減、さらに職員数は退職者数よりも新規採用を減員して、神崎・御宿・鋸南町並みの職員1人当たり住民90人以上を実現すれば、70百万円以上の減額、総額1億円程度の自主財源増を見込みます。これを原資にして国・県の補助金を呼び込み、公共施設等更新等経費に充当します。
などと、大出費を前にしての行政執行者は、堂々と行革合理化計画を盛り込み、記載してください。
以上の意見内容が、パブリックコメントの公表時に、どのように表現されるのか、関心を持って待つことにします。