⑧営業諸々Ⅲ その167

昨日に続いて夏日の千里山

駅周辺の人々の往来や
通過する車の台数も
元通りに…

完全に普段の営業模様になりました



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では　その167　です



不動産の取引は実に色々なことがある

十年ほど前のこと

十数年前に関わったことがある
お客様から電話が入る

お客様「実は住替えを考えているのです」

と言うことで内容を伺うと部屋数は少なくて良いが
LDKが広く現金で買える範囲のものをと

早速色々と物件をピックアップすると
４ＬＤＫが１ＬＤＫに改装されている物件に目が止まった

(これは普通のご家族では住めない間取だが…)

早速ご案内の日時を設定し現地案内をすると
奥様は気に入られたご様子

お客様の奥様「明日にでも主人と一緒に見せて欲しいのですが…」

数日後　ご主人と共に再度現地をご案内する

室内ではご主人は一言も話をされない

私が話しかけても「うん」と言う返事のみ

(気に入られていないのだろうか？)

お部屋を出てエントランスまで下りたとき
売主様のご主人が口を開いた

お客様のご主人「話を進めて貰おうか」

しみちゃん「えっ？」

お客様のご主人「間取もさることながら
　　流し台の外に大きな調理台があったろう？」

しみちゃん「ハイ蕎麦打ちでも出来そうな…」

お客様のご主人「そうなんだよ　
　　あのステンレスの調理台で
　　蕎麦を打ってみたくなってね…」

(間取といい　この調理台といい
通常のご家族であればこれらよりも元の４ＬＤＫ
を希望されるので今まで売れずに残っていたのだ)

しみちゃん「ありがとうございます
　　早速お話を勧めさせて戴きます」

つづく