①不動産営業デビュー その８

明日は水曜日で定休日となります

と言うことは今日は我が社の
「晦日」と言うこと

今月もお客様には不動産情報誌の
発送を終えたところです



それでは　その８　です


売主様のご都合とお客様のご希望日時が折り合い
初めてのご案内が出来ることとなった　しみちゃん

お客様「物件の近くで待ち合わせましょう」

しみちゃん「はい　分かりました
何処で待ち合わせをしましょうか？」
と言ってはみたものの
全く地理が分からないから大変だ

お客様「それじゃ○○スーパーの横の道路で」

しみちゃん「了解しました
　　　　　　私は白のスカイラインで参りますが
　　　　　　お客様のお車の車種と色を教えてください」

当時は現在とは違い
携帯電話なんてものはないから
こういう確認作業が必要となる

さあ待ち合わせまで余り時間がない
地図を広げて待ち合わせ場所と
そこから物件までの道順の確認だ

うんうん
この道を選べば何とか旨くいきそう

変な自信が涌いてきた

さあ！やるぞ！

つづく・・・

①不動産営業デビュー その７

当社がある千里山駅前の団地には
建替え計画があり
来年からの工事に先立ち
幾つかの場所で
ボーリング調査が始まった

当社がある駅の東側は
大きく変貌しようとしている



それでは　その７　スタートです


初めてお客様からチラシ反響の電話を戴き
お客様のご案内は可能となった


しみちゃん「◎◎様ですね
　　　　　　先ほどはご連絡を戴きありがとうございました
　　　　　　ご案内の件ですが　売主様のご了解がとれました
　　　　　　つきましては午後１時過ぎに当社にご来店を戴きたいのですが・・・」


お客様「このお家は千里丘でしょ
　　　　お宅の会社は千里山
　　　　私も車で行くから
　　　　
　　　　物件の近くで待ち合わせをした方が
　　　　便利で良いでしょう」


しみちゃん「えっ？」
(地理が分からない「しみちゃん」
初めての試練が・・・)

つづく・・・

①不動産営業デビュー その６

最近の天気予報は良く当たりますね

予報通り千里山は雲が広がりつつあります



さてさて　それでは　その６　です

1980年1月中旬の日曜日
初めて経験する不動産仲介チラシの折込日

いつもより１時間早く出社して
準備を整え　電話が鳴るのを待つ

９時　10時　一向に電話が鳴らない
・・・時間だけが過ぎてゆく

おい　おい　どうなってるんだ
ちゃんと折込が　なされてるのだろうか？

いら　いら　イラ　イラ・・・

そして10：30
「ジリジリジリ・・・」
電話が鳴った

しみちゃん「はい　○○住研です」
お客様「今朝のチラシの家を見せて欲しいんだけど・・・」
(やったぜ！ベイビー)

しみちゃん「お電話ありがとうございます。
どのお家でしょうか？」
声が上ずっている
(落ち着け　落ち着け)

お客様「千里丘の△△万円の・・・」

しみちゃん「はい　分かりました。
このお家は現在居住中ですので
売主様のご都合をお伺いして
ご返事をさせていただきます。
お客様のご希望のお時間をお聞かせください。」
(カナリ落ち着いてきている)

お客様「じゃ　午後１時半でお願いするワ」

この物件は他業者が売却の依頼を
受けているものであるため
すぐに　ご担当に連絡をして
売主様のご都合を聞いていただく

売主様のご都合も良く
いよいよ初案内へ・・・

ところがそこには初めての
試練が待ち構えていた

大丈夫かな？

つづく・・・

①不動産営業デビュー その５

千里山は今日も素晴らしい秋晴れです
週明けは天気が崩れるので
お出かけはこの週末に・・・

と今朝のニュースで天気予報士が言っていた



行楽も良いけど
当社にもお立ち寄りください

お待ちしていま～す

それじゃ　その４　のスタートです
　　↓　　↓　　↓



さて
いよいよチラシの新聞折込日の朝を迎えた

小さい頃の遠足の前日のように
期待と不安で　なかなか寝付かれなかったが
いつもと同じ６時過ぎに目を覚ます

昨年末まで首都圏で勤めていて
毎朝6：51発のバスに乗っていた習性が
未だに維持されているのだ


チラシをご覧いただいたお客様から
お電話をもらったときに繋がらないようでは困ると
普段の日よりも１時間も早く出社する

事務所内外の掃除はもちろん
ご案内をする際にお乗りいただく車も
入念に清掃して反響に備える


９時　10時　一向に電話が鳴らない
・・・時間だけが過ぎてゆく


そして10：30　キタ！　キタ！　キタ！　キタ！

つづく・・・

①不動産営業デビュー その４

千里山は今日も青空が広がり
当社向かいの「千里第二小学校」の校庭からは
運動会の練習をする音楽が流れてくる



それでは　その４です
さて　

チラシ折込日までの昼間は
掲載物件の確認作業

そして夕方からは
お客様にお渡しをする資料作成だ

現在のような普通紙コピー機が
普及していない当時のコピー機は
ジアゾ式と呼ばれる　俗に言う「青焼き」コピー

そのため資料は社名や枠が印刷された
方眼紙のトレッシングペーパーに
手書きで図面を書いてゆくのである

今頃では　図面を書くのもコンピュータ
資料を作成をするのもコンピュータ
何でもかんでも　コンピュータ　コンピュータ

だから今時の営業マンは「手が早い」
あっちの方はどうか知らないが・・・

小さいときからファミコンなどで
育ったからでしょうね

それはともかく当時としては
お客様の購入意欲を高めていただくためにも
いかにキレイな図面資料を作成するか
コレも大きな仕事の一つである

そしていよいよチラシ折込の当日が・・・

つづく・・・