⑧営業諸々Ⅲ その67

今日は気温が上がったためか
千里山の桜は一気に咲き出した

まるでこの日を待ちわびたかのように・・・

処で今日も風が強かった

モチロン先日の春の嵐までは行かないが・・・

当社前ではレジブクロが空を飛んでいた



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では　その67　です



不動産の取引は実に色々なことがある

二十数年前のこと
あるお客様からご売却のご相談があったマンション

お客様は一度も部屋を見たことがなく
そのマンションが何処にあるかも知らないと言われる

鍵を借りて室内確認にゆくと室内は真っ暗

折込チラシを繰り返し不動産流通機構にも
登録をして同業者の協力も仰ぐが・・・

やっと入った初めての反響は
マンション近くの企業からだ

この部屋が真っ暗であることをご案内の前に説明をした

企業担当者「でもとにかく室内を案内してよ」

しみちゃん「では明日の午後1時に・・・」
真っ暗な部屋ではあるが最も明るく感じられる時間を選んだ

当日お客様と一緒に部屋に入る

最も明るい時間を設定したつもりだが
それでもカナリ暗い

(う～ん　この明るさでは・・・)

お客様はぐるっと室内を見渡す

企業の担当者「処で価格は幾らだったかな？」

しみちゃん「○○万円です
広さ換算ではカナリ割安とは思いますが・・・」

企業の担当者「うん　そういう感じだね・・・」

(何となく良い感じだけど・・・)

その時・・・

つづく