⑧営業諸々Ⅳ その13

昨夜来の雨も朝９時頃には上がった

今日はとても暖かい
どうやら３月中旬頃の気温とか・・・

数組のお客様のご案内も
この暖かさで順調だったという

後は良いご返事をお待ちしています



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では　その13　です



不動産の取引は実に色々なことがある

今から約25年位前のこと

お客様「自分で改装するから家は古くて良い
　　　　車が２台置けて予算は○○万円位」

物件探しをするもなかなか見つからない

そうこうしているとき親しい同業他社の営業マンから
「△業者が建売用に買った物件があるよ」との連絡が…

資料をいただいてそのまま現地を確認に…

確かに予算内で車は2台置けるスペースがある
意気込んできたものの「これは…」

車庫スペースに面したサッシはなくなっていて
吹き晒し状態で室内に入ると完全に廃墟状態

取り敢えず現地をご案内させていただくと
お客様「じゃ前向きに考えてみるよ」

しみちゃん「奥さんなどにご覧いただかなくて良いのですか？」

お客様「この状態で見せれば進むものも進まなくなるよ」
(それは言えているけど…)

そして二日後のこと
お客様「購入申込をしたいのだが…」

しみちゃん「ありがとうございます」

と言うことで内容も詰まりご契約が決まる

そしてご契約当日のこと買主様より電話が…
(不吉な予感が…)

お客様「やっぱり女房などに見せることにする
　　契約時間には少し遅れるから」と

カナリ時間が経過したが
携帯電話のない時代連絡の取りようがない

売主業者「まあ来るまで待つしかないだろう」

予定時間を２時間過ぎた頃に電話が入る
お客様「今から向かうから」

果たして無事にご契約が出来るのだろうか？

買主様が到着した
買主様「実は女房達が反対をして・・・」

(やはり心配をしていたことが現実になりそう)

しみちゃん「それで・・・」

買主様「私は気に入っているので
　　ご契約をさせていただきます」

つづく