⑧営業諸々Ⅳ その14

今日は節分
明日は立春

昨日からのポカポカ陽気も
何となく気温が下がりだした

関西では「お水取り」が終わらないと
本当の春は来ないのですね



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では　その14　です



不動産の取引は実に色々なことがある

今から約25年位前のこと

お客様「自分で改装するから家は古くて良い
　　車が２台置けて予算は○○万円位」

物件探しをするもなかなか見つからない

そうこうしているとき親しい同業他社の営業マンから
「△業者が建売用に買った物件があるよ」との連絡が…

資料をいただいてそのまま現地を確認に…

確かに予算内で車は2台置けるスペースがある
意気込んできたものの室内に入ると完全に廃墟状態

取り敢えず現地をご案内させていただくと
お客様「じゃ前向きに考えてみるよ」

しみちゃん「奥さんなどにご覧いただかなくて良いのですか？」

お客様「この状態で見せれば進むものも進まなくなるよ」
(それは言えているけど…)

そして二日後のこと
お客様「購入申込をしたいのだが…」

と言うことで内容も詰まりご契約が決まる

そしてご契約当日のこと買主様より電話が…
(不吉な予感が…)

お客様「やっぱり女房などに見せることにする
　　　契約時間には少し遅れるから」と

カナリ時間が経過したが
携帯電話のない時代連絡の取りようがない

予定時間を２時間過ぎた頃に電話が入る
お客様「今から向かうから」

果たして無事にご契約が出来るのだろうか？

買主様が到着した「実は女房達が反対をして・・・」

(やはり心配をしていたことが現実になりそう)

しみちゃん「それで・・・」

買主様「私は気に入っているので
ご契約をさせていただきます」

何とか無事に契約が出来た

そしてご決済日のこと
しみちゃん「カナリ大規模な改装されるのでしょうね？」

お客様「いえ殆ど手入れせずに入居することにしました」

しみちゃん「えっ？」

ご決済の数日後に引越しをされ
その後クレームの連絡もない

お客様には喜んでいただけたのだろうか？

つづく