一介のシングルマザーが歴史上の人物にのめりこみ
ひいては現実にその王の遺骨を発見した、なんて話、
歴史好き主婦としては痛快極まりない!
そんな実話をベースにした映画、観たいにきまってます!
「ロストキング」。
ことの発端は
ラングレーという女性が、
リチャード三世の伝記ー現代的な情報源を用いて書かれているー
を手に取るところから始まる。
それはシェークスピアの
中のリチャード三世とは
正反対の人物像・・・
あまりに違う、
というので興味がわいたらしい。
500年も前の歴史を今の常識で推し量っていいものなのか??
という突っ込みはまた映画を観てからするとして。
話変わって
専業主婦を長い間やってきたけど、
すごく小さな窓から世間を眺めてきた。
それはほんとうに、小さな小さな窓。
芥川龍之介が
彼の母親が夕方になると郵便受けからよく往来を眺めていた、
と書いていた。
その郵便受けと、私の小窓とはそんなに違わないような気がする。
けれど、やっぱり
自分の嗅覚に素直になって本を読み続けていれば
その小窓がいつか
もっと風通しのいいものになるのだ、と信じたい。
あれれ、
映画の話から脱線。
最後に本棚から引っ張り出した本から。
シェークスピア中の『リチャード三世」のキーワードは
「影(shadow)」と「憎悪(hate)」ですって。
推して知るべし。