このところ30度に届かない涼しい日が続き、
(今日は暑くなりましたネ)、
汗が身体の中にこもる感じがして不快なので、
「汗を出してくれる昼の献立」を考えてみました。
まず、鮭のまぜずし。
午後から汗をかくつもりで体を動かすことを
考えると、
ブースターとしてお米を据えたいところです。
体重増加気味の夫に合わせ、
我が家では平日の夜にお米を食べなくなって久しいのであります。
酢飯に、
甘塩サケをほぐしたもの、炒りごま、タクアン、キュウリ、
白子ぼしをさっくり混ぜ
千切りのシソを天盛りに。
シソは薬膳では温性に分類されます。
発汗や行気(こうき、気を巡らせること)の作用があり、
香蘇散という漢方に配合されている。
加藤清正が士気の低下を防ぐため香蘇散を用いたのは
歴史トリビアだそうですね。
焼いてほぐした鮭には臭みとりのため、
レモンをひとまわし。
レモンが余ったら、
いただくときにおすしの上にかけまわします。
トパーズ色の香気
🍋✨🍋✨🍋✨
つぎは一汁。
ニラと豆腐の生姜スープ。
やはり手っ取り早く汗を出したい時は
ショウガに頼るのが最も害がないかもしれない。
ショウガは薬膳で温性。
ニラは盛夏には格好の食材。
香りで胃液の分泌を盛んにしてくれて、
βカロテンも豊富。
「汗、出ろー。」と唱えながら、召し上がってください
☆食材覚え書き
コメ
イネ科。
インド北部から中国中南部原産。
日本には縄文時代中期ごろに伝わる。
穀粒の75%以上はデンプン。
胚芽部分にビタミンB1が豊富。
ビタミンB1は糖質代謝を促進し、
不足すると疲労感を引き起こし
神経系にも不調をきたす、重要なビタミン。
薬膳では平性甘味で、気を補うグループに分類され、
止渇の効能もあるとされる。