先生「今まで、0から20までの数を学習してきたね。
では、手を使って20をつくってみて。」
児童 ??
先生「手で20!」
児童 両手を出すが、悩む。
左手でピース、右手で丸をつくる。
先生「なるほど!他には?」
児童 両手を出したり、引っこめたり。
先生「あ~、指10本が二つね。」
児童 隣の児童に肩寄せて、二人で20本の指。
先生「考えたね~ちゃんと20になった。」
「今日の学習は、20より大きい数。
みんなの周りには、20より大きい数があるね。」
黒板の端に書いてある数字を指さす。
先生「ここに、何てかいてある?」
児童「25!」
先生「そうだね、25。20より大きい数。
クラスの人数は?」
児童「27人。」
先生「20より大きい数を読むことが出来るね。
では、みんなで数を言っていこう。10とびで。」
数を言うリズムを 手拍子したり、先生の手の動きで、そろえる。
児童「10,20,30,40、50,60,70,80,90,100」
先生 黒板に10、20・・・と書いていく。
児童「100の次も言える!」
先生「まだ、すぐに勉強しないけど言ってみようか」
児童「110,120・・・・190.120?」
先生「あれ?120?」
児童「ん~、200?」
先生「200だね。
今日は、このおはじきの数を数えます。
(小さなカップに入ったおはじきを 全員に配る。
いくつあるか、パッと見て分かるように机の上に並べてね。」
児童 先生からおはじきを受け取り数える。
先生 児童が数える様子を見て回る。
児童「数えました!」
先生「はい、先生がみんなの机を見て回ります。
さあ、ぱっと見ていくつあるか分かるようになってるかな?」
児童の並べ方を見ながら机間を回る。
先生「並べ方がいいね、パッと見て分かりました。
10のまとまりが三つ、バラが八つで・・」
児童「38!!」
先生「その通り!
○さん、きれいに10のまとまりが横に並んでいるね。
△さん、5と5で10のまとまりがわかるようになっているね。
■さん、たてに10個積んで10のまとまりを作ったんだね。
黒板に308と書く。
さんじゅうはち。」
児童「ちがう、ちがう。」
先生「どこがちがう?」
児童「0がいらない。」
先生「でも、さんじゅうだから、30って書くんじゃない?」
児童「3をさんじゅうって読むから、0はいらない。」
「10のまとまりが 3こだから、3って書く。」
「これだと、10のまとまりが、30こある。」
先生「なるほど。ここに、30って 書いちゃだめだね。
3って書いて、読むときは『さんじゅう』ね。」
黒板に、十のまとまりのへや、バラのへやを書く。
へやの中に、3と8を書く。
児童「そうそう、十のまとまりのところに3があるから、さんじゅう。」
先生 数字は、書く位置によって、違う数になることを確認する。
先生「次は、これをみんなで数えよう。」
黒板に消しゴムが23個並んでいる絵をはる。
「今度は、数える時に消しゴムを動かせないね。
どうしたらいい?」
児童「チェックしながら数える。」
「1,2,3・・・て書きながら数える。」
「10になったら、10のまとまりにする。」
「10のまとまりは線で囲む。」
先生「うん、いい方法が出たね。
チェックしながら、1,2,3・・って声に出してみんなで数えていこうか。
はじめに、予想を聞きます。何個くらいあるかな?」
児童 予想の数を言う。
先生 チェックを入れながら数える。
「最初の10のまとまりができたね。
これを見て予想を変えたい人、いる?」
児童 予想を変える児童、多数。
先生 チェックを入れながら次の10のまとまりをつくる。
「さあ、もうだいたい何個か分かってきたね。」
最後まで数える。
児童「23個!」
先生「23個でした。
10のまとまりが 2つ、バラが 3つで、23。」
黒板に 数を書く。
「みんなも、ブロックを数えよう。
教科書○ページ。」
数えたあとの、数を書く欄についての説明、数え方を黒板に書く。
児童 数え方の確認をした後、ひとりひとり数える。
この後、十のくらい、一のくらいの言葉を学習します。
黒板に残してあった、十のまとまりのへや、バラのへやのところに
十のくらい、一のくらいと書きこむ。
教科書で数えた28をへやの中に書き、ブロックもはる。