「竹のものさしを つかって、10㎝の 直線を ひこう。」の学習で、
という手順で、10㎝の直線を引いた。
その後、いろいろな長さの直線を引く練習をした。
この時は、竹のものさしを使ったり、自分のミニ定規を使ったりした。
その学習で、決められた長さの直線を 何度やっても、引くことが
できなかった児童が3人いた。
(例えば、問題「5cm7mmの直線を引こう。」)
Aさん・・・線を引くスタートの点に、物差しの「1」を合わせていた。
いつも、1cm長さが足りていなかった。
「物差しの『0』に合わせる」ことを、指導したら、正しく
線を引けるようになった。
(個数を数えるときは、「1」個から、スタートする。
連続する量を数で表すときにも、その感覚が働いた?)
Bさん・・・Bさんが使っているミニ定規が、よく目盛りが見えないキャラクター定規
だった。ピンク色の本体に、茶色のミリメートルを表す線が、入っている。
さらに、ずいぶん使ったようで、汚れで目盛りがよく見えない(*´▽`*)
算数教室用の 目盛りがはっきりした定規を渡したら、問題解決‼
線を正しい長さで 引くことができた。
Cさん・・・「5cm7mm」の線を書くと、「7mm」足りない。
いつも、センチメートルは引けるが、ミリメートルを忘れる。
何問か、個別に、「5cm」と「7mm」いうように、センチメートルの後、
一緒に、ミリメートルを定規で読み、点をかくことを繰り返した。
(ミリメートルの概念が定着していなかった?
または、うっかりさんだった?)
Aさん、Bさん、Cさんの他の児童も、物差しを使って、決まった長さの直線を引くのが、
苦手な児童がいるので、
・長さが同じ問題を
・時間差をつけて、
・3回
行った。
1回目・・・スタートの点付きプリントを 自分のミニ定規を使って
2回目・・・スタートの点付きプリントを 竹のものさしを使って
3回目・・・自分でスタートの点を書き、自分のミニ定規を使って
3回で、多くの児童が、正しく長さを測り、直線を引くことができた。
*スタートの点付きプリント↑