わくわく わかる まなぶ さんすう1年生 2年生

1年生と2年生
算数授業での先生と児童のやりとり。
子どもっておもしろい!

2年 長さ こんな⁈つまずき

2023-04-28 16:56:36 | 日記

「竹のものさしを つかって、10㎝の 直線を ひこう。」の学習で、

         

 

 

  

という手順で、10㎝の直線を引いた。

その後、いろいろな長さの直線を引く練習をした。

この時は、竹のものさしを使ったり、自分のミニ定規を使ったりした。

 

 

その学習で、決められた長さの直線を 何度やっても、引くことが

できなかった児童が3人いた。

(例えば、問題「5cm7mmの直線を引こう。」)

 

 

Aさん・・・線を引くスタートの点に、物差しの「1」を合わせていた。

      いつも、1cm長さが足りていなかった。

 

      「2 ものさしを 合わせる。」だけではなく、

      「物差しの『0』に合わせる」ことを、指導したら、正しく

      線を引けるようになった。

      (個数を数えるときは、「1」個から、スタートする。

       連続する量を数で表すときにも、その感覚が働いた?)

 

Bさん・・・Bさんが使っているミニ定規が、よく目盛りが見えないキャラクター定規

      だったピンク色の本体に、茶色のミリメートルを表す線が、入っている。

      さらに、ずいぶん使ったようで、汚れで目盛りがよく見えない(*´▽`*)

     

      算数教室用の 目盛りがはっきりした定規を渡したら、問題解決‼

      線を正しい長さで 引くことができた。

 

Cさん・・・「5cm7mm」の線を書くと、「7mm」足りない。

      いつも、センチメートルは引けるが、ミリメートルを忘れる。

    

      何問か、個別に、「5cm」と「7mm」いうように、センチメートルの後、

      一緒に、ミリメートルを定規で読み、点をかくことを繰り返した。

      (ミリメートルの概念が定着していなかった?

       または、うっかりさんだった?)

 

Aさん、Bさん、Cさんの他の児童も、物差しを使って、決まった長さの直線を引くのが、

苦手な児童がいるので、

 ・長さが同じ問題を

 ・時間差をつけて、

 ・3回

行った。

 

1回目・・・スタートの点付きプリントを 自分のミニ定規を使って

 

2回目・・・スタートの点付きプリントを 竹のものさしを使って

 

3回目・・・自分でスタートの点を書き、自分のミニ定規を使って

 

3回で、多くの児童が、正しく長さを測り、直線を引くことができた。

*スタートの点付きプリント↑

 

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2年 3けたの数 数直線 目盛り

2023-04-18 17:18:45 | 日記

★3けたの数を始めてから、授業で 毎回、

 1とび、5とび、10とびの数唱を 練習してきた。

 

先生「10とびの数。先生とみんなと 交互に。

   310」

児童「320」

先生「330」

   500まで、同じ速さで、テンポよく、交互に。

児童「500」

先生「5とびの数

   みんなから、どうぞ!」

児童「105」

先生「110」

児童「115」

先生 150まで、続ける。「150」

  「1とびの数。90から。

   90」

児童「91」

先生「92」

児童「93」

先生「94」120まで続ける。

児童「120」

先生「120までの数を、スラスラ言えたね。バッチリ!(⌒∇⌒)

   今日は、100とびの数も やってみよう。」

児童「100とびぃ~!!」

先生「1000までの数を 学習したね。

   では、1000まで100とびで、言ってみよう。

   100」

児童「200」

   1000まで続ける。

  「1000!!」

先生「特快並みに、たくさんの駅をとばして、あっという間に

   1000まで行ったね。」

 

  以上のような 1,5,10,100とびの数の系列が、自然と言えるように

  なっていると、数直線の学習の理解が進む。

 

                             (ちびむすドリルより)

   数の線をみたら、まず「何とびか?」を 考えさせる。➡100とび

   何とびかが、分かれば、問われている四角の数が、分かる。➡500

   

                            

 

  

  ① 数の線をみたら、まず「何とびか?」を 考えさせる。➡10とび

   何とびかが、分かれば、問われている四角の数が、分かる。➡920

 

  以下の問題も 同じように解いていく。

 

 

 

  数唱の「1とび」「5とび」「10とび」「100とび」

 数直線の目盛りの間隔の数と結びついたとき、

 子どもたちのが問題を見て「あ、分かった!」という反応。

 

  毎回の授業での「〇とび」数唱の練習は、数直線学習に効果がありました。

 

 

  

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2年 3けたの数 よくあるつまずき

2023-04-15 10:31:49 | 日記

1 数の読みに 流されて、数の書き方を 間違える。

 

  「ひゃくななじゅうろく」を「100706」と 書いた児童がいました。

 数の読み方のままに、数字を書いていくと こうなります。

 「ひゃくご」を「1005」と書く児童もいます。

  この書き方で、いいかどうか、どう間違っているのか、どうしてこう

 間違ったのか、子どもたちに考えさせると、いろいろ意見が出てきます。

 

  教師の方では、

  3けたの数は、3つの位の枠で、表すこと。

  ➡上記の枠が記載されたプリントに、3けたの数を書いたり、

  ➡自分でノートに 上記の枠を書いてから、3けたの数を書く。

 

 

  3けたの数の 位は、

  一の位・・・1がいくつ

  十の位・・・10のまとまりがいくつ

  千の位・・・100のまとまりがいくつ

  と、考えること。

  ➡上記の言葉を言いながら、枠に3けたの数を書く。

 

    

  三つの枠の どの位置に「4」があるかで、「4」の

  意味や読み方が変わってくること。

 

  以上の説明を繰り返したり、書き方を繰り返すと 数字の読みに流されず、

  3けたの数を 書けるようにまります。

 

 

2 10をもとにして 数を考えるのが、難しい。

 

  「250」は、10のまとまりがいくつか、聞くと、「???」の

  児童が数人いました。

  「250」という数をイメージすることができれば、考える糸口が

  見つかります。

 

   10のまとまりと 100の関係で、児童に身近なものは、お金です。

   「50」円は、10円玉 5枚。

   「200」円は、100円玉、2枚。100円玉1枚は、10円玉 10枚。

   「200」円は、10円玉 20枚。

   「250」は、10のまとまりが、25個。

 

   この思考過程を、3けたの数の枠を 使って、説明してくれる児童が

   いました。その説明の最後、児童が、一の位の枠を 手で隠して「25個」、

   と言ったとき、他の児童が「ああ、なるほど」と言っていました。

 

 

♡ 児童のつまずきは、習熟の時間にもなり、新しい発見の時間にもなり、

  学習したことが深まる時間にもなります。

   

 

 

  

  

  

 

 

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