先生「数を 読もう。」
数のカードを 指さす。
児童「0,1,2・・・9,10」
先生「カードを 何枚か抜きます(取ります)。」
「6」のカードを持つ。
「カードを こうやって動かします。」
赤い矢印の向きに、「6」のカードを ゆっくり動かす。
「6のところに、カードが来たら、
『ストップ!』って言ってね。」
カードを 動かす。
児童「ストップ!!」
先生 5の隣に カードを 貼る。
「いいね! 次は、8。」
同じように、カードを動かし、児童の「ストップ!」で
カードを貼る。
*難しいのは、「1」。すぐに、ストップを言わなければいけない。
また、隣の続きカードが無い時も、難しい。
先生のカードの動きを 速くすると、児童の集中力がアップする。
前記の「0」「5」「9」の三枚のカードの置き方ではなく、いろいろ
変化させると おもしろい。
また、慣れてきたら、カードの動きを 反対から(数の大きい方から)
動かす。
先生「数は?」
児童「6」
先生 次々、絵や〇を出す。
児童 パッと見て 答える。
先生「5のいくつといくつの復習。」
磁石やブロックを使って、テンポよく。
先生「5は、2と」
児童「3」
4通り行う。
先生「今日は、玉落としを 持ってきました。
ここから、玉を落とします。
この中には、壁があって、二つに分かれます。
見ていてね。」
児童に、裏側から、玉が動く様子を見せる。
「9個の玉を ここから落とします。
落とし終わったら、箱の片方を見せます。
そこで、問題。
もう片方には、いくつの玉がはいってるかな?」
次々、玉を入れ、箱の片方を見せる。
見えた方には、5個の玉。
先生「もう片方の玉は いくつ?」
児童「4個」
先生 もう片方を開けて見せ、5個あることを
確認する。
「4個。正解です。」
何回か、繰り返す。
黒板で まとめる。
今までの 数の分解の書き方とは 違う書き方で書く。
9の分解の、8通りを新しい書き方で 黒板に書く。
児童 プリントに書き込む。
先生「10は、いくつといくつか、考えてみよう。」
大きい100玉そろばんを 出す。
先生「一段の 玉の数を 数えます。
一緒に。」
児童「1,2,3・・・、9,10」
先生「10は、5と」
児童「5」
先生「10は、4と」
児童「6」
10の分解の9通りを そろばんを使って 確認する。
児童「1から順番にしたら、階段になると思います。」
先生「なるほど!
やってみよう。
10は、1と」
児童「9」
先生「10は、2と」
児童「8」
10の分解を 左側を1,2と進めると、きれいに
階段状になることが分かる。
先生「おう、きれいに階段になったね。
いつもの、言葉で書いてみるね。
皆さん、先生の書く速さに 合わせて
続きの数を 言ってください。」
10は 1と9
10は 2と8
10は 3と7
10は 4と6
10は 5と5
10は 6と4
10は 7と3
10は 8と2
10は 9と1
先生「これを見て、気が付いたことがあったら
教えてください。」
児童 気付いたことを言う。
先生 先ほどの、100玉そろばんと関連した発言が
あったら、もう一度、そろばんを見せる。
児童 10の分解のプリントを書き、今日の学習をまとめる。
*10の分解は、これからの加減法の基礎になるので、
習熟するまで、何度も、繰り返す。
*プリントで、10の分解を 習熟しているとき、
なかなか 進まない児童には、
① 10粒のビーズを 紐に通したものを 渡し、
「10は、5と5」「10は、3と7」と言いながら
ビーズを動かす。
または、ビーズを動かしてから、言う。
② 1から9までの数字が 書いてあるカード(5は2枚)を 準備する。
机の上に、10枚のカードを 並べる。
「スタート!」の合図で、できるだけ早く、合わせて「10」に
なるカードを 見つけて、2枚をくっつけて並べる。
秒数を計ると、盛り上がり、夢中になって取り組む。