若い頃の酒の飲み方は
いたって無謀
競馬の世界では
沢山勝利するより
怪我をしない 強い馬
「無事これ名馬なり」
という
無事には変わりないが
結構馬鹿なことをしてきたことを
酒をあおるたびに思い出す
まだ10台の後半
酒を覚えたばかりの頃(注:酒は二十歳を過ぎてから^^良い子は真似をしないように)
電車に乗り 池袋へ
安い居酒屋 清龍はおいらとヤマさんとダン先生の
憩いの地
まいどの如く
終電を逃し
今ほどお洒落ではない
池袋の夜を徘徊し
じめっとしたエロ映画館や アベック(死語)や、
酔っぱらったおっさんや
危ない人たちがいる^^←おしゃれじゃな~い
公園で
夜を明かしたり
不毛な事をするのに
大人な感覚を得ていたのか
結構楽しかった
ある日
いつもの如く
池袋の例の店で
後楽園(場外馬券売り場)で競馬を楽しみ
負けたにもかかわらず
祝杯を(飲めれば良いのだ)あげていた
しこたま飲んで
店を出て
そしてヤマさんを見失ってしまった^^;
まぁいつもの如く
適当に電車で帰ったんじゃねぇ
ってかんじで
とりあえず その日は
珍しく 家に帰った
あくる日
ヤマさんの母上から電話がはいった
どうやら 我々から離れたヤマさんは
無事に?池袋の駅まで行ったらしいが
その後が悪い
駅の柱に登って
ダイブして
地面に頭を打って 病院に運ばれたとの事
慌ててダン先生とヤマさんの家に向かうと
頭に包帯をぐるぐる巻いた
半ミイラ男のヤマさんがそこにいた
たいしたことには成ってなかったが
今冷静に考えると
ゾッとする
時間を置いて
ヤマさんの母上が
気を効かせて頼んでくれた、ピザーラのピザ
「心配かけてごめんなさいね^^これ食べてくださいね^^」
の言葉に
拒否する言葉もなく
それを平らげる
意味もない ドラマもない 若いこんな時代
しかし
今 生きているって素晴らしい