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懐かしいMSーDOS入門テキスト発見。

2013年05月22日 | Weblog
山の案内  歩き日記 古い記憶を頼りに書いていますので、正確性に自信がありません。ご了承ください。

 書棚を整理していたら、講習会で講義した、自著の「DOS(MS-DOS入門テキストを発見したので、紹介します。

 講習会は、Win3.1(Windows3.1)を使っていた時代、1995年8月に開いています。MS-DOSの基礎を知らないとWin3.1は使えないと言われた時代でした。Win95(Windows95)(日本語版)は、1995年11月に発売されました。

 今、DOSを知っている人は少ないと思います。今回は、DOS時代を知っている人に、読んでもらい、懐かしい、昔を思い出してもらえれば良いと思い、紹介することにしました。

 私は、1975年頃からプログラムソフトBASICで、構造物の安定計算、水理計算等をつくっていました。その後、フォートランを学びました。今、はやりのVisual_BASICは、BASICが派生したものです。

 DOSは、マイクロソフトが開発した、OS(オペレーテイングシステム)です。詳細はインターネット情報を見てください。DOSパソコンは、CONFIG.SYSでメモリや漢字変換、プリンタードライバーなどを組み込む必要がありました。

 DOS起動で最初に読み込まれるのが、CONFIG.SYSですので、正確に記述する必要があり、DOS関係書籍で勉強したものです。DOSは、CONFIG.SYSを読んだ後、AUTOEXEC.BATに記述したソフトを読み起動します。

 難しい話しは、これぐらいにして、当時のテキストの内容を紹介します。

◆DOSについて
 ・DOSは、UNIX、PETOSと同じOSの一種であった。
 ・DOSは98系DOS(NEC・EPSON)とDOV(富士通・東芝・IBMなど)の二種類があり、互換性はない。
 ・OSは、人間の言葉を理解し作業してくれるソフト。文字入力、画面に表示する基本的なプログラム。

◆WIindows・アプリケーションソフトについて
 ・WIN3.1はDOSに依存するOSで、WIN95はDOSに依存しないOSである。
 ・OS上で動く、表計算やワープロをアプリケーションソフトと言う。
 ・当時、一太郎、三四郎、ロータスが主流であった。
 ・DOSやアプリケーションには、バージョン番号があり、当時、DOSはVer.5、一太郎はVer6だった。
◆パソコンについて
 ・CPUは中央演算処理装置のことで、人間の脳である。これからは、Pentiumの時代になる。
 ・CPUは486の時代、クロック周波数(MHz)が大きいほど処理能力が高い。
 ・ビットの数値が大きくなるほど処理能力が向上する。当時は32ビットが主流。
 ・メモリは、大きいほど良いが、Win3.1を使うのであれば、最低5.6MB、快適に使うなら20MB以上。
◆FD(フロッピーディスク)について
 ・FDには、8・5・3.5インチがあり、主流は3.5インチである。
 ・記憶容量により、DD(640KB)、2DD(1.2MB)、2HD(1.44MB)に分類される。
 ・1.44MBは、半角文字でおおよそ140万文字記憶できる。
 ・FDドライブは3モード(DD・2DD・2HD)対応が主流になる。
◆HD(ハードディスク)について
 ・HDはFDを何十枚もひとまとめにし、組み込んだ装置。
 ・記録、読み込み速度はFDより遙かに速い。
 ・HDの容量は、540MB以上が常識で、1GB以上が理想。
 ・HD・FDのドライブ番号は、アルファベットのAから始まり、起動ディスクドライブがAになる。
◆ファイル名について
 ・ファイル名は、半角文字で8文字以内で自由に付けられる。Win95は256文字まで付けられる。
 ・ファイル名のアルファベットの大文字、小文字は全て大文字で処理される。
 ・ファイル名にDOSの予約・システム語は使えない。
 ・ファイル拡張子は、アプリケーションソフトで違う。
 ・EXE、COM、BATはDOS実行型ファイル拡張子である。
 ・ディレクトリは、ファイルを収納する箱である。
 ・ディレクトリは、サブディレクトリが作れる。
◆DOSコマンドについて
 ・A>■  (コマンドププロンプトの状態、Aはドライブ番号)
 ・A>CLS (画面消去)
 ・A>CD ¥文書 (カレントディレクトリを文書に変更する)
 ・A>MD ¥DATA(カレントにサブディレクトリDATAを作成する)
 ・A>RENDIR A:CAT \DOG(ディレクトリを\CATを\DOGに変更する。)
 ・A>DEL ASOBI..TXT(ASOBI.TXTを削除する。)・
 DOSコマンドは、沢山ありますが、以下省略します。
 また、FORMATなどの外部コマンドもありますが省略します。

 当時のテキストを読みながら、メモリ20MB、ハードディスク1GBで満足していた時代が、懐かしく思い出されました。当時、ワンクリックで、一太郎や三四郎、ゲームが起動できるように、DOS用のメニュー画面を作っていたことを思い出しました。

 その後、メニューソフトが開発され、それを使っていました。AUTOEXEC.BATにメニューソフトを記述し起動します。使っていたソフトは、フリー版があった思います。メニュー画面は、カレンダーや時計などがついていました。
 
 ファイル管理も名作フリーソフトFDが、公開され、今のファイルマネージャーのようにファイル操作が、できるようになったのです。
  
 DOSは、起動や終了が、Winに比較して、遙かに速いのが特徴です。もちろんソフトの起動も圧倒的に速いです。いらいらするWinを使いながら、DOS時代の快適性が懐かしく思い出されます。

 DOSの欠点は、Winのように同時作業ができない点でした。同時に一つのソフトしか使えません。ただ、ジャストシステムは、独自開発により、同時に一太郎、三四郎、花子を使った記憶がありますが、定かではありません。

 今のWinは、多機能すぎて、その機能の10分の一も使っていないと思います。起動、終了が速く、操作も単純で、快適に使える、低機能のOS(PC)が発売されないかと思っていますが。

 今、エクセル・ワードが全盛ですが、使いやすさでは、三四郎と一太郎と思います。日本のメーカーが開発したソフトを使ってもらいたいと思っていますが、世界標準のマイクロソフトには勝てないようです。

 エクセルの最大の欠点は、画面表示通りの印刷が出来ないことです。エクセルでは必ず、印刷プレビューで確認し、印刷するが常識です。三四郎では、画面表示通り印刷できます。

 一太郎の歴史を見て、懐かしく涙です。最初の頃の一太郎は、フロッピーディスクでソフトを起動し、作業していました。ATOKもフロッピーで読み込みしていたと思います。その後、ハードディスクで作業するようになりました。

それと、シャープポケコン(BASIC専用機)が流行し、いろいろなプログラムを作り、業務に相当貢献したと思います。これは自慢できる話です。プログラム記録用ミニカセットとプリンターが一体になった周辺機器を使っていました。


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