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散水で霜を防ぐ茶葉。

2014年06月25日 | Weblog
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南日本新聞を読んで(志布志市の取り組み)

 茶農家にとって、最大の敵は、霜害(そうがい)である。茶葉は、霜害で細胞内の水分が凍ることにより、細胞が破壊され、商品にならなくなる。

 防霜方法は、防霜ファン、防霜ネット、防霜散水など、いろいろある。その中で、最も坊霜害効果が、高いのが、防霜散水(散水氷結法)である。

 防霜散水は、水が凍る際に発生する、熱エネルギー「潜熱(せんねつ)」を利用する方法である。

 現在の散水防霜は、茶葉の温度が1度を下回ると、自動的に100秒散水、100秒停止を繰り返し、2度に上がると自動的に停止する「間断散水方式」である。

 間断散水方式は、多量の用水を必要とするため、用水不足が問題になっていた。

 そこで、用水不足対策として、鹿児島県農業開発総合センターは、霜害の細かい分析結果をもとに、散水防霜「0度制御方式」を開発した。

 0度制御方式は、茶株の温度が氷点下0.4度以下になると、100秒ごとに散水と停止を繰り返し、氷点下0.3度以上になると停止する方式である。

 この方式により、用水使用量60%削減の効果があった。現在、霧島市や宮崎、熊本、佐賀県の一部農家も採り入れている。

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