Makki's English マッキーの旅行記&英語習得のヒント?

無料英語学習支援サイトを運営するマッキーのお気楽ブログです。
旅行計画や英文を書く参考にしていただけると嬉しいです。

東京オリンピック 6 大会フェンシング最終日/ TOKYO2020 6 Field Cast Fencing Competition Final

2022-01-04 | *東京2020ボランティア Volunteer Fencing

2021年8月1日(最終日)/
Sunday, August 1, 2021 (The last day)

こちらのページは、ほぼ日本語になります。
Please be noted that this page was almost written in Japanese.

この日は、フェンシングの最終日でした。
そして、日本男子フルーレ団体(西藤俊哉・松山恭助・永野雄大・敷根崇裕の4選手)が、準々決勝のイタリア戦で、45-43で勝利。

イタリア 43-45  日本

イタリアは強豪チームということだったので、素晴らしい活躍です。
準決勝のフランス戦では42-45で、惜しくも敗れてしまいましたが、午後6:00以降に始まる後半の3位決定戦(Bronze Match)の出場を決めていました。

結局、フランスは、決勝でロシアROCを45-28で下して金メダルを獲得しただけに、日本チームは本当に惜しかったです。
男子フルーレチームの活躍は、私の担当ピストから離れていたので、残念ながら間近で見ることはできなかったのですが.......


フェンシング会場で記念撮影~~!

前半が終わり、後半の6:00pm以降に行われる3位決定戦と決勝の前に、ボランティアが集まって記念撮影となりました。
皆、やり切ったという感じで、とてもいい表情です。

↓審判チームとタブレットチームのメンバー
Referee Team Members (Score keepers)& Tablet Team Members


↑最前列、向かって右端が私です
I'm in the front row, on the far right.

《余談です~/ Extra Story》
タブレットチームのフランス語が堪能な中国人留学生のZ君が、テキパキ仕切って、撮影を取り仕切ってくれました。
彼の大学の寮が、私の自宅と同じ方向で、何度か行き帰りで話す機会があり、彼の話す早口な英語を聞くうちに、自分の英語も釣られて早口になってきて...
最初にボランティアに入った時、自分の英語は結構たどたどしく、日本語ができる外国人とは、初めのうちは、ほぼ日本語で話していたのに、最後は英語の方が早い感じになりました。やはり英語は使わなければ、どんどん忘れます。「英語は声に出して練習すべき」と、改めて肝に銘じました。

この写真の撮影時、Z君が、
"Three rows are better!!"
と、大声で皆に呼びかけたのですが、戸惑っている人もいたので、
「3列に並んでくださ~~い!」
と、思わず叫んでいる自分にも、びっくりしました。少し、自信がついたのかな?

 

↓最終日に活動したフェンシングチームのメンバー
All Volunteers at Fencing Venue who worked on August 1.

実は、この記念撮影の時に、とても嬉しい出来事がありました。

実際のフェンシングの大会期間は9日間。同じ会場で、多くのボランティアが活動していましたが、会場は裏方も含めてとても広く、審判チームとタブレットチーム以外の別のチームの人と話す機会は殆どありませんでした。
近くのチームの人の記念撮影を手伝っていた時、初対面のカメラマンチームのボランティアの方々から、突然
「もしかしてMakkiさんですか?」と尋ねられたのです

なぜ私のハンドルネームを知っているのかと思ったら、なんと私のホームページ内のフェンシングのルールなどの情報を見てくださっていたとのこと。
私のホームぺージは、タブレットチームのグループラインでも共有されているのは知っていましたが、カメラマンチームのグループラインでも共有していただいていたようで、
「カメラの操作をするにも、ルールなどがわからないと困るので、Makkiさんのページはとても役立ちました!」
と言われました

自分自身、ネットで調べただけではよくわからなかった、ルールやコントローラーの操作方法など、会場に行く度、新しい発見や驚きの情報があり、毎回帰宅後、私のホームぺージ内のフェンシングページを更新するという、ハードな日々を過ごしてきました。
後半に行われた団体戦のルールも、個人戦とは大きく異なる部分があり、
結局、フェンシング関連ページが「かなり完璧!」と思えるまで仕上がったのは、ほぼ大会が終わる直前でした
「役立った」と言ってもらえるのは、本当に苦労が報われたと思う瞬間でした。

さらに、現場マネージャーから、
「パラリンピックでも、あなたの作っているページの情報を共有してもいいですか?」
と聞かれました。
審判チームのアメリカ人にも、
「これからフェンシングのボランティアをする人のためにも、あなたのページ情報は絶対役立つよ!」
と言われていたので、マネージャーの依頼はとても嬉しく、
「どうぞ、どうぞ!」
と答えました。頑張って更新した情報が、多少でも役立てば、本当に嬉しいです。
(実際のパラリンピックで共有され、役立ててもらったかは、その後の連絡がないので不明ですが…

男子フルーレ団体3位決定戦を見学!

男子エペ団体が、決勝に進出した際は、仕事が終わったボランティアは、基本的に観客席で応援することが許されず、私は家のテレビの前で応援していたのですが、この日は最終日ということもあったのか、希望者は観客席で応援しても良いという通達がありました。

表彰台の可能性がある3位決定戦。こんな機会はめったにないので、2時間ほど時間を潰し、応援することにしました。もちろん声援なしの拍手でですが…。
審判チームには、日本人女性がいなかったので、タブレットチームの日本人女性3人と、久しぶりに女子トーク(?)しながら時間を潰せ、とても楽しかったです。やっと役割から解放された解放感もあったのかな?余談ですが…

結局、3位決定戦(Bronze Match)、相手はアメリカ。善戦むなしく、日本チームは負けてしまいました。残念!
フェンシングに詳しい方が、「日本チームは強豪のイタリアやフランスより、アメリカのようなスタイルが苦手なんだよ」と話されていたので、
「確かに男子エペ団体の苦戦した1回戦もアメリカ戦だったな~」と、思い返していました。

アメリカ 45 - 31 日本

ただ、最後に大勢のボランティアと、日本選手を応援できて本当に嬉しかったです。

有観客であればどれだけ良かったか....
それが無理でも、国際的なオリンピックの様子を、感受性豊かな若い生徒達に見せてあげたら、どんなに意義深かったか...
コロナ禍や運営関連の不祥事による”
オリンピック反対”的、世論も理解できますが、頑張ってきた選手や関係者のことを思うと、色々残念でなりません。

こんな状況でも、ブロンズマッチ進出を決めてくれた、男子フルーレ団体選手たちには、本当に感謝でした。
男子エペ団体選手の活躍の影に隠れてしまい、メディアではほとんど報道されませんでしたが、「表彰台まで本当にあと一歩だった」ということを、知ってもらいたかったと思いました。

オリンピックの大会ボランティアをやってみて…

今更ですが、フェンシングの審判チーム、スコアラーは、本当に大変でした。

ただ、コロナ禍のドタバタに加え、本番2週間前の突然の「無観客開催決定」。
おもに観客案内が仕事であった都市ボランティア(City Cast)の人は、急に活動がなくなり、どんなにがっかりされたかと思います。E-Learningというビデオ授業などで、大会組織、外国人対応、暑さ対策や救急救命など、真面目に取り組んでいれば多くの時間を割いて勉強しなければなりませんでした。自分もそれなりにやってきた方なので、大変だったけれど活動ができただけ、ありがたいことだったと思います。

大会ボランティア(Field Cast)の方は、当初観客対応係だった人は、都合がつけば別の業務を手伝うことに急遽変更。突然フェンシング会場に回された人も多数いました。「皆で大会を盛り上げる」という観点からも、本当に良かったと思いますが、そのせいで、色々なスケジューリングも滅茶苦茶になってしまったのかもしれません。何時にどのくらいのボランティアが必要なのかも、なかなかはっきりせず、もともと自分は早朝出勤はない予定を組まれていたのに、実際は早朝出勤しなくてはならないなど、かなり混乱しました。

機材の扱いの研修についても、どう考えても不十分で、初めは睡眠時間を削って、自分で頑張らなければならない状態で、翻訳を担当してくださったM氏も話しましたが、「とてもボランティアのレベルではない」感じでした。
ただ、後でオメガのスタッフ(実はALLSTARの職員)に話を聞くと、コロナのせいで、かなりひっ迫したスケジュールで仕事をしているので、ボランティアに詳しく説明する時間がなかったのかもしれません。また、まさか、ど素人がスコアを入れる係をしているとも思わなかったのかもしれませんし…

本番直前の研修と本番初日は、
「なんでこんな綱渡りなんだ~?」
と、沸々と怒りも沸きましたが、管理職の経験のあるチームリーダーのカナダ人女性は、
「これ程の大きな大会で、こんなに大勢の人がかかわっているのだから、マネージャーはとてつもなく大変だし仕方がないよ」
と言っていました。
「朝にリモート会議が入っているけど、午後からなら来ることができるよ。」
というアメリカ人男性もいて、皆、できるだけ調整して大会に協力しようとしていました。
確かに、スケジュール調整の上に、コロナ対策やPCR検査義務ができるなど、余計な仕事が増えた現場のマネージャーは、本当に大変であったと思います。
私のように文句たらたら(口には出しませんが)言っている人はあまりいなくて、「自分は本当に小さいな~~」と、反省させられたのが、良い教訓となりました。

 

《フェンシング競技と英語・ルールなどについて》

フェンシングのスコアラーをやって思ったのは、国際大会などのために、ある程度、英語のフェンシング用語を知っておく必要があるな~という事です。
審判の使う言葉はフランス語も多いので、審判の話すフランス語も、わかっておいた方が良いとは思いますが…
外国人の競技人口が多いフェンシングは、日本開催のオリンピックにもかかわらず、スケジュール表や電光掲示、チームの対戦表などの文字は、すべて英語でした。対戦表に「FOIL」と書かれてあり、それがフルーレを意味すると、わからない人もいました。
英語が理解できても、foil(フルーレ)、bout(試合)、piste(ピスト、試合場)など、普段使う機会のないフェンシング用語はわからない人も多いと思います。

大会前、ボランティアの動画研修が配信され、長時間受講しましたが、個別の競技のルールなどの説明は、あまりありませんでした。各会場の担当者は、かなり早い段階で決まっていたので、フェンシング会場の担当者には、フェンシング用語やルール、団体戦と個人戦の違いなど、あらかじめ研修があったらな~と思いました。
コロナ禍前から、リモートのE-Learningというシステムもあったわけですから、フェンシング協会の方などに、リモートでご指導いただくとか、NHKで配信されたような試合動画を配信して、そこに説明をつけてもらうとか、やり方は色々あると思います。
そのようなことができれば、大会を手伝う人にとって役立つ情報になるだけでなく、フェンシングという競技の、普及活動にも役立つと思うのですが…


最後に、いつものように「反省に基づく宛先のない提案」になってしまいましたが、フェンシングの試合を間近で見させてもらい、多くの人にフェンシングの魅力をお伝えしたいという気持ちは、本当に大きくなりました

 

関連記事:

東京2020大会ボランティア/フェンシング用語の紹介(英語学習支援サイト内)
Tokyo2020 Olympics & Paralympics Field Cast/Fencing Terms(to my site)

東京オリンピック 5フェンシング男子エぺ団体金メダル/ TOKYO2020 5 Fencing Competition Male Epee got gold!

 

英語学習支援サイト
Makki's Let's Speak English!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿