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なかなか勝てない馬がいる。今日もその馬が走る。
がんばれ、と声が出る。
まなざしは、ゴールの先を見つめている。

白い骨片 ナチ収容所囚人の隠し撮り

2021年04月09日 15時21分50秒 | 読書・文学


定価@7,700円

撮影行為のアルケオロジー。ナチ強制収容所の囚人たちによる命がけの「隠し撮り」を手がかりに、ホロコーストの歴史を無修正で物語る、革新的なミクロストリア研究。『夜と霧』や『ショア』の記憶を確かめるため、5つの収容所を実地調査した、戦慄の「写真論」。

序章 収容所開放
第1章 強制収容所の世界―収容所の眺望、風景、肖像写真、自画像(ブーヘンヴァルト、ミッテルバウ=ドーラ、ダッハウ)(一枚目の写真
修整
トラウマ ほか)
第2章 生体実験―ポートレート、ディテール(ラーヴェンスブリュック)(五枚の写真
生体実験
二枚の写真:マリア・クシミエルチュク ほか)
第3章 処刑地帯―スナップショット(ビルケナウ)(語彙
一枚目の写真
二枚目の写真 ほか)
終章 遺言追加書


「夜、トラックで着いたユダヤ人グループが収容所に入ったとたん、降りるよう命令された。
突然強烈な光線が彼らに向けられた。彼らはライトに目を向けたままにするよう言われた。他に目を向けようとする者はSSに銃剣で殺された。」

人体を焼く悪臭がどんなに収容所の上空に漂い、鳥さえも飛び去るほどだったかを語っている。

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