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『またヒヨコを殺してしまった。あんな猫さっさと捨ててしまえ』
朝の静けさを破って父の怒声が響く
大事なヒヨコを2羽も捕らえて、堪忍袋の緒が切れたらしい
昭和21年、私が旧制中学校1年の春である
その頃、我が家では猫を飼っていたネズミを良く捕る三毛である
だが、ひな鳥にまで危害を加えるという許しがたい欠点を持っていた。
猫を捨てるのは自転車通学をしている私の役目だ。
学校までは役1時間かかるが、途中で適当な場所を探せばよかった。
猫を入れたコダシ(わら作りの入れ物)を荷台に縛り付けて出発した。
時々猫が泣き声をたてるのを右手でコダシをたたいて黙らせる
半分ほど行くと、二本の用水路に挟まれた場所が目に入る。
『ここだ』
周囲に人がいないのを見計らって猫をそっと手放す。
『なゃお~』と鳴く声に構わず、急いで自転車にまたがる。
でも、間もなく目がかすむのに気付く。
手の甲でぬぐった。
一時よくなったが、また曇る。中年の男性が自転車で近づく。
私は目にゴミが入ったふりをしながらペダルを踏む足に力を加えた。
戦後の暮らし、米粒1つでも大事な時代
当時の子供の頃の経験が強く胸に焼き付いているんです
ずっと前の新聞のひとこまです
悲しい思い出、辛かった思いを多くに聞いて欲しかったのでしょう
捨て犬、捨て猫が当たり前のようにあった昭和
運の良い子は寿命を全うできたでしょう
けど、そうじゃなかった子は?
犬や猫、ペットを飼う事の鉄則
飼ったら最後まで面倒をみる義務の法律を作ってくれ
この季節、譲ります差し上げますの記事、増え始めたよ
高齢の犬や猫の差し上げますも多くなった
飼い主を信じてる犬や猫を簡単に手放せるのは何故?
家族の事情ってのも多い
飼い主が亡くなったからとか
転勤で飼えなくなったから
もし誰も貰ってくれる人が居なかったらどうするんでしょうか?
命の重さに差があるのかな?
*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*♪
時代は変わってもペット事情は変わらない
ペット達の命は飼い主しだいって事実も
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