いや~ブログって凄い
私と同じく身長が引っかかってスチュワーデスへの夢
諦めちゃった人が沢山いるのには驚いた
チビ規定外ってヤツ
これって事故かも
(ノ⌒∇)ノ*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*♪
意地悪恋愛講座パート3
その日から彼の猛烈アタックが始まった
女性から冷たくされた事のない男にとって私は珍女
ボロボロアパートに住む私は住所を教えていない
電話番号だけが頼りの彼
『今、何してる?』
『これから寝る』
『君の寝顔って可愛いんだろうな?』
『どうかな?自分のイビキで目が覚めるし』
『君のイビキで目を覚ましてみたいな』
やっぱり私を軽く見てる?
スチュワーデスになれなかったヒガミが湧く
『今度は、いつ会える?』
そんな電話を1ヵ月間程は無視し続けた
その日の電話は、いつもと違ってた
意地悪の生返事をしたら可哀相なほど
トーンダウンな声で
『君に会いたい』
『元気ないね、どうしたの』
『俺からの電話って迷惑なのか?』
あちゃ~
こんな弱気になってる彼に
『急にどうしたの?』
パイロットも人間の男
バスに羽根を生やした乗り物の操縦士
『今、会えないか?』
渋谷の公園で待ち合わせた
指定した時間に着いた私の目に飛び込んできたのは
コルベット・スティングレーの側に立ってる彼
気がつけばコルベットに抱きついていた
そして運転席に座ってエンジンスタート
『君とドライブしたくって買っちゃった』
その言葉にウルウル~ッ
やっぱりパイロットは女心を掴むのが上手
『じゃあ何処に行く?』
『君は助手席に乗って、運転は俺がする』
『大丈夫だって~外車の運転してみたかったんだもん』
『コルベットは車高が低い、視界の感覚を掴むの大変だよ』
『運転したい』
『運転して良い場所まで連れて行く』
しょうがないので運転席から助手席に移った
着いたのは何と富士スピードウェイ
私にここで運転しろと?
富士サーキットのコースに入れるなんて
高鳴る鼓動
私の念願の夢が一気に叶う瞬間
そこに一人の美女が親しそうに彼に話しかけてきた
身長165㌢は軽く突破している
ゆるいウェーブが掛かったロングヘアー
皮のツナギに白いブーツが似合う女の私から見てもドキッとする美女
どうやらサーキットで車の運転を練習しているようだ
私はジーンズにTシャツでコルベットの運転の練習
彼女の車はどこ?
あった
真っ赤なカウンタック
瞬間移動でカウンタックにへばりつく私
そこにはプライドも見栄も吹き飛んだ私が居た
感動で手に汗が滲む
その手でベタベタ触りまくった
彼女が『助手席なら乗せてあげる』
悲鳴をあげて彼女に抱きついていた
パイロットの彼は笑って見てた
後に知ったのだが彼女は彼の前の奥様だった
職業はモデル
その前はやっぱりスチュワーデスだ
しかし、その時は舞い上がって何が何でも人生の思い出に乗る
彼はコルベットの側で腕を組み私達の様子を見て笑ってた
カウンタックの助手席に乗った私の心臓は爆発寸前
エンジンの音が凄い
走り出したカウンタックの助手席から彼に手を振った
子供が遊園地の乗り物に乗った時に手を振るアレ状態
o(^◇^)/~ ばいちゃ~♪
(ノ⌒∇)ノ*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*♪
人生の1番、楽しかった瞬間だったなぁ~
まだ続くよ
長くてゴメンネ
*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*♪