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目の前の収納庫に
まさか・・・この中に
心の底からぞっとした
美和子は内田 幸子を個人的に見つけた
実在していた人物
夫の同僚の妻
そうとうの昔に行方不明となったまま
捜索願は幸子の夫によって出されている
だが未だに見つかっていない
失踪当時、キッチンに血痕があった
事件性も視野に入れての捜査、がしかし血は調理していた魚と判明
何らかの事情で家出したものと処理されている
白昼夢を見たその夜、美和子は夫に
『変な事を聞くけど、この家って内田さんも住んでたの?』
『何だよ藪から棒に』
夫の表情が曇った
『奥さんが蒸発してからも暫く住んでいたよ会社を辞めるまで』
美和子は確信した
『幸子さんは家出なんかしてない今でもここに居るわ』
見た事のない夫の歪んだ表情
同僚の内田の住む社宅に妻の美和子を連れて来たのは一度だけ
『あなたが内田さんの奥さんを埋めたの?』
『美和子・・・何を言ってるんだ?』
『幸子さんが言ったの・・・私を出してって』
直後、数人の警官と鑑識がやってきた
ものものしい雰囲気に包まれた引っ越したばかりの社宅
『美和子、いったいどうしたって言うんだ?』
『和室の収納庫のコンクリートから髪の毛が生えていたの』
『髪の毛が?』
『私、思い出したの・・・内田 幸子さんの事を』
その時
『出ました』
重機と手作業で掘り返す収納庫
白骨化した遺体が出た
髪の長い女性の遺体
警官が卓也に同行を求めた
『聞きたい事があるので署に連行します』
『俺は何も知らない』
『話は署でゆっくり聞きます』
パトカーで連行されて行く夫の背中を悲しそうに見つめる美和子
夢には続きがあった
内田の妻、幸子と不倫していた卓也
美和子の妊娠中の不倫
美和子が妊娠中に内田夫妻の住む社宅に遊びに来た事がある
そんな昔の事などすっかり忘れてた
回りの景色も変わり家の壁の色も変わっていた
美和子のお腹の子を労わる卓也
嫉妬の眼差しで見つめる幸子の強い視線
笑顔で迎えながら目の奥は冷たい
美和子は幸せの絶頂
気付くはずもない
その直後に失踪事件があったのは聞いていた
まさか夫が・・・
そのまさかだった
美和子の妊娠に内田の妻、幸子は卓也を責めた
『奥さんと別れて私と一緒になるって言ったじゃない』
詰め寄る幸子に卓也は冷たく言い放った
『旦那と子供を捨てて平気なのか?』
その言葉に逆上した幸子は庭に撒く除草剤を一気に飲み干した
幸子は自分から劇薬を飲んだ
救急車を呼べば不倫がバレる
和室の下に穴を掘り動かなくなった幸子を投げ入れ偶然にあった社宅の
修繕に使うはずのセメントを流し込み隠蔽した。
そして誰にも気付かれる事なく今日まできた
幸子の夫は程なくして会社を退社
空き家となった社宅
会社に古くなった社宅を売ってくれと頼み込み格安で卓也は手に入れた
庭のある一軒家に住みたいと言っていた妻に社宅だと偽り引越し
遺体を埋めた家に住み続ければ事件は発覚しない
完全犯罪
その考えは、幸子の怨念が美和子に乗り移り暴かれた
夫の卓也はパトカーの中から美和子を振り返った
美和子に幸子が抱きついているのが見えた
美和子は今でも、その住宅に住んでいる
o(^◇^)/~ ばいちゃ~♪
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