私のお馬鹿な人生を応援してね(*^^*ゞ
これも応援してね
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残暑お見舞い申し上げます
*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*♪
何て声を掛けようか躊躇った
彼女はスーツケースを引きずりながら駅の外で立ち止まり
辺りを見回し大きな溜息
駅の中に戻り座る椅子を探してウロウロ
『大丈夫ですか?』
同じ列車に乗ってた私の顔を覚えていた
『私どうしよう』
『ご主人と一緒に列車を降りなかったの?』
『私・・・・・・・・・・・・・・』
無謀な新婦
『何処まで行く予定なんですか?』
『今日は札幌・・・・』
『札幌のホテルの名前分かる?』
彼女は手帳を出し新婚旅行のスケジュールを私に見せてくれた
知らない街で心細い
声を掛けたのが女性の私
途中下車した事が一気に後悔に変わってるはず
『フミちゃんが悪いのよ、目で浮気するから』
目で浮気
そうだった・・・新郎の目の浮気が原因だった
『携帯は?』
『フミちゃんが持ってる』
最後の手段、今日宿泊するはずのホテルに電話するしかない
『仲直りしなくっちゃ、せっかくの新婚旅行なのに』
『フミちゃんが謝ったら許してあげる』
声を掛けた事に後悔
この期に及んでまだそんな事に拘ってるし
いい大人が、と思った瞬間
人目もはばからず泣き出した
『フミちゃんの馬鹿ーーーーっ』
彼女のスケジュール手帳には今日の宿泊ホテルの名前が
札幌〇〇ホテル
私の携帯で電話した
『今日、宿泊予定の〇〇ですが』
『さきほど、お電話頂きキャンセルされましたが』
何と、新郎も腹を立てたのか?ホテルをキャンセル
これはヤバイ
彼女は顔を伏せたまま泣き続けてるし
手帳の連絡先を見た
現住所は九州
生年月日を見てビックリ
40代と思ってたが30代前半の彼女
老けて見える(^^;
いや今はそんな事に感心している場合じゃない
新郎の携帯番号は
って、ずらーーーーっと男の名前だらけの手帳
フミのつく名前を探したらあった
『旦那様って文哉って言うの?これ?』
手帳に指を指して聞いた
『はい、それです』
チェッカーズのフミヤと同じ名前だし
チェッカーズのフミヤに似ても似つかない新郎の携帯に電話
携帯を持っていない新婦
当時の携帯通話料は高かった
喧嘩なんてしないでよ
私のお節介も馬鹿だななんて思いながら何度も新郎に電話
電話が繋がり彼女と長電話
『フミちゃんなんか嫌い私、帰る』
おいおい成田離婚じゃなく函館離婚か?
『どれだけ心配したか分かるか』
かなりご立腹の様子函館駅の前で怒鳴ってるほどに大きな声
とその時、後ろから怒鳴ってる声だと気づいた
彼女も私も振り返った
そこにはフミちゃんが立ってる
彼女は、ワッと泣きながら抱きついた
彼女が列車を降りたと知った新郎は動揺して次の駅からタクシーで
函館まで飛ばしてきた。
札幌に2泊してレンタカーを借り道内一周の予定
10日間のラブラブ新婚旅行になる予定は未定?
北海道最北端の宗谷岬に行ってみたかった2人
今からでも遅くない叫んでこいと背中を押した
函館でレンタカーを借りて再出発した2人
【日本最北端で愛を誓う】
この時期になると思い出す馬鹿ップル
【宗谷岬にて】
あれからずいぶん経った
今頃は幸せな家庭を築いているでしょうね
けど一言だけ私も叫びたい
小さな親切は愛を救うのだ
o(^◇^)/~ ばいちゃ~♪
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