
元夫は5人兄姉弟の下から2番目の次男坊、20年前に糖尿が悪化して父親が亡くなった時のこと、知らせを受け急いで駆けつけた
そこには変わり果てた姿の義父が布団に横たわっていた
義父母の面倒は義長男夫婦じゃなく訳あり独身義姉1が面倒を看てた、その長女宅の家で亡くなった義父
喪主となる義長男夫婦の自宅に遺体を搬送する事になった時に親戚が放った皮肉『やっと長男夫婦の家に戻れるんだな』←一字一句、記憶してる私(笑)
亡くなった義父の遺体を長男夫婦の家に移送し通夜の準備に忙しい
1番下の義弟夫婦はお客様状態の役立たず
私は気が付いた事は手当たり次第手伝った
葬儀には親戚身内総勢40人が法要で飲み食いし故人を偲ぶ
親族及び義兄姉弟夫婦やら幼稚園児の子供達のお膳はあるが私の名前のお膳が無い!!
そんな馬鹿な~っ
ついで義弟嫁から(看護士)
『水商売しているからお酌は慣れてるよね頼むわ』
私のお膳が無い事を知っても夫はそ知らぬ振り
気が付けば駆けつけたその日から何も口にしてない、水さえ飲んだか記憶が無い、フラフラになりながらビールだ熱燗だと走り回ってお酌
お水のお店経営の私は身内じゃなくお手伝いさん?
心の中では暴れて帰りたかった・・・が堪えて走り回って笑顔でお酌、葬儀が終わり疲れて横になると空腹感さえ感じず心は鉛色
義兄の怒鳴り声で目が覚めた
義兄が両親の面倒を看てた長女義姉1に
『親父の保険金をよこせ』と怒鳴ってる
ずっと両親の面倒を看てた義姉1
『アンタ、私達より先に逝く親の生命保険も掛けてなかったの?』
『お前が生命保険を掛けてるって言ってたから掛けなかったんだ』
『病気になり入院した時の支払いは全部私、何から何まで面倒看た私がずっと掛けてきた生命保険のビビたる死亡保険をよこせだなんて人でなし』
そこにやっと口を開いた義母
『人が掛けた生命保険をあてにするな、私も長い事ないから今からでも生命保険を自分受け取りに掛ければいい』
『葬儀の金を俺に払えってか?』
修羅場状態
間が悪いのか?そこに香典を数え終わった義兄嫁が
『○○万近い香典だよ余ったお金で旅行にでも行く?』
空気読めない義兄嫁
早くこの家から逃げ出したい労いの言葉の一つもない元夫のロクデナシ
心は憔悴しきってて笑顔も出ない
帰り際に上から2番目の義姉(義次女姉)が
『みゆきちゃんごめんなさいね辛かったでしょ・・・みゆきちゃんがもしも弟(元夫)と離婚しても私は貴方の味方だからね』
この一言で救われた
弟(元夫)の気配りのなさに情けない、召使のように私をこきつかうのを見て心が痛かった、そして末弟嫁の心無い(水商売だからお酌が得意でしょ)言葉も耳に入り他家に嫁いでる自分としては口に出せないでいた、それより喪主の兄夫婦が私のお膳を用意していなかった事も申し訳ない、自分の子供の席にみゆきちゃんを座らせようとも考えたが兄夫婦の目が気になって言えなかった
いや~まともな姉弟がいるんじゃん←勇気百倍
『離婚しても私は味方』
義姉2はあんな弟(元夫)はだ離婚されても仕方ないと思ってたかも
晩酌しながらジッちゃんに辛かった胸の内を話す
『良く我慢したな偉いべ』
遠い昔の事だけど自分の姿が脳裏に焼きついてる
良い嫁さんだと見られたかったのかもしれない、馬鹿だね私
離婚と同時に縁が切れたしあんな常識外れな家族はイラネ!!
