都会生活とサヨナラして単身で帰ってきた私が捨てた服を着まくるY子さんから、突然のお誘い。
始まりは、スーパーでの遭遇、私の籠には本日限りの安売りお肉、それを横目で見たY子さんが『夏も終わりね~涼しくなって扇風機イラネ時期だべ』
たわいないスーパーでの井戸ババ会議(笑)
『寒くなる前に、ご近所さんと一緒にバーベキューしない?』
へっ?バーベキュー?私を誘ってる?
『あら~良いわね』
と調子こいて言ってしまった←これが失敗のもと(涙)
『じゃあ~今日の5時頃に私の自宅の庭で待ってるね』
まぁ~悪い人じゃないし、話し相手になりましょ感覚で、適当にお肉を多めに買い、いただきものの野菜(見栄張って奮発)を持ってった
まだ明るい時間帯の5時、ご近所さんの主婦2人がやってきた、合計4人で井戸ババ、バーベキュー開始
『あら~みゆきさん、いいのに~こんなに沢山持ってきちゃって~』
とかって言いながら、近所の主婦さんが持ち寄ったお肉や野菜を焼きまくる、人を招待した割りに用意されてたお肉が少ないわよY子さん(笑)
みんなが持ち込むと計算済みね(≧m≦)ぷっ!
スタートから30分程経った頃
『Yさんて物持ちが良いわね、この鉄板、随分と使い込んでるのね』
近所の主婦さんが言ったら
『あぁ~これ拾ったのよ、まだ使えるのに勿体無い事をするもんだわ』
『えっ?拾った?』一瞬絶句の主婦さん
『町内のゴミ箱に捨ててあったのを持ち帰ったのよ、まだまだ使えるものを平気で捨ててあるんだもん、その神経が信じられないわ』
あぁ~やっぱりだったか・・・まさかとは思ったが
主婦さんの箸が止った
『どうしたの?何か気になる?拾った鉄板が臭い?ちゃんと綺麗に洗ったから心配しないでよ』
『町内のゴミステーションはドブネズミやゴキブリがウヨウヨしてるの知ってて拾ったの?』
『知ってるよ~、だから時間を掛けてゴシゴシとタワシで洗ったってば』
『洗ったからって・・・拾って使う人の神経の方が信じられない』
そう言って、一緒に来たもう1人の主婦さんと凄い勢いで帰って行った
『ゴミ箱から拾った鉄板だけど、あんなに怒らなくてもイイベ』
『Y子さん、正直に言いすぎよ、せめて貰ったって言っとけば良かったのに』
とホローしたが、酷く落ち込むY子さん
『綺麗に洗ったのに・・・』
近所の主婦さんが怒るの当たり前と言いたいが
『まぁ~まぁ~落ち込まないで、だけどゴミステーションから拾った鉄板は衛生的に駄目だと思うわ、次からは口に入る物は拾わないようにしようよ』と優しく言いなだめた
『みんなが座ってた椅子だってゴミ箱から拾ったのに』
うっ。。。( ̄x ̄;)凄い人だ、他には何を拾ったのだろうと思いながら
『へぇ~まだまだ使える椅子じゃん』
『でしょ♪その割り箸だって手付かず袋ごと捨ててあったのよ』←(ゲッ)
『もう鉄板は拾わないべさ』←激落ち込み
" 割り箸も拾うなーーーーーーーっ" 心で叫ぶ
私の慰めに元気になったY子さんが『ちよっと待ってて』
そう言って家の中から黒い物体を私に差し出した
『拾ったんだけど・・・みゆきさんにあげる』
慰めた私にサプライズ?(ーー;)
『有難う』と言って自宅に持ち帰った、要らないと言えば益々落ち込むかも?
中を開けたらレトロなカメラ?
カバーにカビが生えてるし(恐)
磨いて綺麗にしたら売れるかな?(≧m≦)ぷっ!
ちなみに、私が買ったお肉は拾った鉄板で焼いて食い尽くしたわ
主婦さんが持ち寄った分も食ってやったべさ♪
最後はワンコイン・ワインで胃袋の洗浄よ
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