✳︎ LIFE ✳︎

。*・灯台に住む予定が、北海道の森の中で暮らすことに…・。*

無事ですよ

2024-01-18 | うちの森


最近、姿を見せなかったキタキツネ
心配してましたが無事です



夏にお母さんキツネに連れられて
よくこの森で姿を見かけていた子狐だと思うのだけど
まだあどけなくて、動作が子供っぽいのです。


最近は
ずんぐり体型のシメもやってきてます。



ヤマガラの真似をしているのか
ヒマワリが無くなると、窓の外で羽ばたいてみせて
エサをねだるような姿を見せます。

野鳥が人に慣れすぎても良くないし
自分でエサを取れなくなるのもいけないので
気づかないフリをしたりしてますが
そのさじ加減が難しいというか…葛藤してます。


この数日、気温が高く
せっかく積もった雪がみるみる減ってきました。
除雪しといた所は地面が見えてしまってます。
春みたい
こんなに暖かくていいのかな
熊が冬眠から目覚めたりしないのだろうか。


自家製のジャムが 
なかなか減らないので
ブルーベリーアイスクリームを作ってみました。



ジャムの甘さだけで砂糖を加えていないので
お味の方はどうだろう??

今夜、食後にいただきます。










ちょいと湖まで

2024-01-15 | うちの森


夕方、ちょっと湖まで行ってきました。

氷点下7度
遮るもののない湖面は風が抜けて
体感ではもっと低く感じた。



手袋持ってこなかったから冷たさで手が痛ひ…
写真が2枚しか撮れなかった。





御神渡りのように見える真ん中の線は
人々が歩いた跡。

凍った湖とはいえ、落ちたら大変
誰かが通った跡を歩いたほうが安心という心理が働くのか。


神々しい空間で、いつまでもその光を見ていたかったけれど
寒さでものの5分も居られず退散💦



現在、夜の9時近く
家の中が暖かすぎて気づかなかったが
外はマイナス11度になっています。

よく来るキタキツネは今日は姿を見せなかった
何処か木のうろとかで寝ているのかな?

以前、冬の夜に湖畔沿いを走っていたら別の若いキツネが
道路の真ん中で丸くなって寝ていた。
ムクっと起きて、面倒くさそうに歩道のほうへ移動してくれたけど
車にはねられなきゃいいが…
キツネ達、寒さには強いのだろうけど無事で居てるといい。










電波状況がよろしくない

2024-01-11 | うちの森




辺鄙な森のなかに住んでいると
どうもネット環境がイマイチ
不動産さんが陸の孤島と言ってただけある。

携帯屋さんに相談して、本部の人に来てもらい
敷地の中に、基地局鉄塔みたいなものを建てても構わないと
話をしたのですがそれはできないそう。
ウチの森は
だだっ広い十勝の牧草地の中の、ポツンと一軒だけある農家宅と
同じくらい難しい場所なのだそうだ。

ウチより標高の高い所にある、登山道入り口の方が
よっぽど電波が強く、ネットがさくさくでショック受ける。

わざわざ辺鄙な所までお越しいただいた携帯屋さんは
1泊出張コースで来られていて
電波の強さを測定する機械で色々調べ
窓辺に置く、無線を強化する機器を置いていかれました。
ほんのちょっとだけ改善、だがアンテナは良くて2本しか立たず📶 
そして 相変わらず天候に左右されてる💧



こう書くとどんな辺鄙なところに住んでいるのかと思われるかもしれないけれど
25分くらい車を走らせればばコンビニくらいはある。
スーパーは峠ひとつ越えないとならないが…
北海道ではそんなの普通だろうし…多分。




そんなウチの森は、今日も平和な時間が流れていました。



玄関を開けたら
階段にミヤマカケスの足跡。





朝、お皿を洗っていたら前の森で
日本最大級のキツツキ、クマゲラが朽ちた幹を突っついていた。
突っついていた、と言うよりはベリベリと外皮を吹っ飛ばし、破壊していた。

天然記念物で絶滅危惧種、北海道に約500羽。熊のいる森に存在するとか。
アイヌの人たちから「チプ・タ・チカップ」と呼ばれ
ヒグマの居場所を教えてくれたり、道案内をしてくれる神と崇められたそう。



ヒグマといえば、すぐ隣の町にとうとう “穴持たず” が出没した。
雪の上にヒグマの足跡が発見されたとのこと。
空腹で冬眠できなかった熊のことを穴持たずと呼ぶ。



左側の木はイチイの木。
北海道では オンコ と呼ばれている。
赤い実をつけるメス木なのだけれど、なぜか今年は実がならなかった。
ほんの数m先にオス木があるのに何故だろう???




午後にはいつものキツネさんが姿を見せてくれた。

エキノコックスがあるから触っちゃダメ、餌付けもNG
しかし、可愛い💕



想い描いていた灯台に住む予定が、森に住むことになってしまい
過去の日記も読み返せば大して内容はなく
自分が何者で、何処で何をしてきて、何を考えてきたかなんてどうでもいい事に気付き
大部分を削除し、blogタイトルから名を消した。
あと何年この森にいられるのか分からないが…
愛すべき動植物(ヒグマ除く)を少しだけでも記したい気が。

















ほんとうの森の動物

2024-01-08 | うちの森



トドマツの若木に
シュガーパウダーのような雪が積もるころ…



都会の暮らしにつかれてしまったニンゲンが
森の一角に住み着きました。



そのニンゲンは、いつも静かな森なのに
朝、起きると 庭に幾つもの足跡があることに気がつきます。


あっちにも、こっちにも


ほら、そっちにも!



この可愛い足跡は誰かな?







ある日の夜、窓をたたくものがおりました。

誰だい?こんな遅くに窓を叩くのは?



おやまあ、キツネさん 今晩は🌙
月夜の晩にお散歩かい?

せっかく来てくれたのにごめんね
森の決まりで 君にあげるものはないんだよ。

キツネはトボトボと黒い森の中に帰って行きました。
ニンゲンは胸がギュッと痛みました。



翌朝、早くに窓の外に目をやると
今度はエゾリスさんとヤマガラさんがきていました。




雪におおわれ 食べ物が少なくなる冬、
ニンゲンはちょっとだけ野鳥の為に、ごはんを用意してあげたんだ。

そのごはんを
エゾリスとヤマガラが仲良く食べているではありませんか。


窓のすぐそこにニンゲンがいるのに驚きもしません。
よく見ると、そこらじゅうにエゾリスが飛び跳ねて遊んでいました。
元々、人なつこいヤマガラさんも、ニンゲンが近づいても気にしません。



一体、この森はどうなっているの!?


この森の野鳥たちは
ヤマガラ、コガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ…



他にも、
ぽってりした体が特徴のシメさん
ビョンビョンと雪のうえを跳ねるカケスさん
何処か遠くの国から渡ってきたツグミさん
キツツキの仲間、コゲラにアカゲラにアオゲラさん
たまに集団でかわいいシマエナガさんたちもやってきました。


おっと、これは誰の跡かな





あれ?
窓の外にまたキツネさんが来ました。
この間の晩に、来てくれた あの子です。


この森は、君のお散歩コースなんだね
これからもよろしくね。

キツネはニンゲンの目をジッと見つめると
足取り軽やかに、北の森に入っていきました。

こんな自然の中に暮らしたことのないニンゲンは
体験したことのない森の暮らしがすっかり好きになりましたとさ。



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雪の上の足跡は、キタキツネ、エゾリス、カケスなどが多いです。
警戒心が強く姿を見せないと言われているエゾユキウサギの足跡も多いです。
ウサギ、いつか姿を見てみたいものです。
たまにエゾシカ、たまにネコ?イタチやテンの仲間と思われるものがあります。
これからも、森の生き物に 驚いたり感動したりしながら過ごしたいです。

長文駄文、お付き合いありがとうございました^^