母の忘れもの

軽度認知障害になった母の記録

事実確認

2019-09-21 22:23:09 | 日記
おととい母の中学時代の同窓会があった
母の60年来の友達も出席の予定だった
彼女も軽度認知症害の診断がおりた
そして彼女は同窓会の案内状を失くしてしまい姉御肌の母が無責任にも
「私が連れてってあげるわ!」
と言ってしまった

そして当日
何度も私から母に同窓会の日を確認しても次の週を言うので心配で同窓会の時間の少し前からGPSを確認していると受け付け時間のはずが会場にたどり着かずに違う駅にいるので母に電話をしてみると
「友達が待ち合わせ場所に来なくてもう一人でいくことにした」とタクシーに乗るところだった
ちょうどタクシーの運転手さんに行き先を告げていたが会場ではない全然違うホテル名を言っている
「違うよ、第三堀内ビルだよ❗」と言うと「娘が第三堀内ビルって言ってるわ」と運転手に言っている
今時のタクシーはナビ頼りらしく「住所は?」と聞かれる
自分のいく場所の名前も覚えていない母が住所を知るわけもなく母をはさむとややこしくなるので運転手に電話を代わってもらって道の説明をしてお願いした

なんとか会場付近に到着した母にまた電話をいれて場所の説明をしようとしたが同窓会にいく人と会えたようなのでとりあえずひと安心で電話を切った

結局待ち合わせた友達は同窓会に来なかったと言う
帰ってきた母に友達とどんな約束をしてどこで待ってたのか何度も聞いたが話がどんどん変わっていく
母の話だけ聞いててもモヤモヤするだけなのでその友達に私も会ってみることにして昨日母と一緒に行ってきた

直接話を聞くとその友達は確かに待ち合わせ場所に行ってそこから動かず母を待っていたが母の中の待ち合わせ場所が変わっていって違う場所でその友達が来ないと苛立っていて、最初の場所以外知らないその友達は路頭に迷ったあげく会場の場所も知らず帰宅するしかなかったとのこと

納得できた私はその友達にお詫びを言って帰ってきたが母は理解できてない様子

わかっていないとはいえ友達の同窓会をダメにした責任をちょっとは反省してほしい

でもそれも忘れちゃう

これからは無責任な世話役を買ってでようとしたら全力で阻止せねば❗

ピンヒール

2019-09-15 11:49:30 | 日記
ここ1年で母の歩くスピードはだいぶ遅くなり、よく転ぶようにもなった

母自身の自覚はまったくなく指摘をしても認めることはない

先日一緒に出掛けたときデパートの階段を下りていた

ゆっくり手すりにつかまりながら一歩一歩階段を下りる母の横について私も下りていたのに突然母の足が引っ掛かった感じで階段を踏み外し5段ほど転がり落ちて踊り場に横たわった母は最後に後頭部を床にゴンとぶつけた
途中まで確かに手すりにつかまっていたのに、てすりをぐっとつかんで止まる力すらもうないんだと気がついた瞬間でもあった

落ちていく様はスローモーションのようだったのに横にいた私は守ってやることもできず横たわった母の元に駆け寄っただけだった

売り場の人が目撃して駆け寄ってきてくれてデパートにいる救護の人を呼んでくれた

幸い体の痛みはなく、たんこぶができただけだったが救護の人に保冷剤をもらいたんこぶを冷やし、血圧を確認してもらって帰ってきた

落ちたとき母は「年甲斐もなくこんなヒールの靴を履いてきたから引っ掛かっちゃったの」と恥ずかしそうに笑った

母が持っている靴はピンヒールが多くて危ないことを今回改めて感じた

そうなるとずっと同じ服や靴でもそっちのほうが心配がなくていいのかも

今度同窓会があるらしく靴のかかとの修理を依頼していたがほとんどピンヒールで、修理が同窓会に間に合わないと判明して靴がないと言うので確認に行ったらやっぱりたくさん靴はあってほとんどピンヒールで同窓会にはいていく靴はたくさんあるけど出掛けて転ばないか不安だ

父いわく家の中でもよく転んでいるらしい

デパートで階段から落ちる数日前にも家の中で足の中指をぶつけて真っ赤に腫らしていた
その指はいまだに痛いらしい

日々大怪我しないことを願う