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2017-01-07 19:36:55 | 日記
今日は、初めて(たぶん…)、書籍のお勧めをいたしま〰す。
10年ほど前に大変に感銘をうけまして、お正月から再び読みはじめました。

ドイツの児童文学ミヒャエル・エンデの【モモ】です。

…児童文学は縁遠かったのですが、たまたま、その頃読んでいた本の著者が、
やはり『お勧め本』として紹介していたのが発端です。

天涯孤独の少女モモ。
友人の言葉を一心に聞く、ただひたすら聴くという耳と心を持ち、みんなに愛されます。
が、いつしか町に忍び寄る「時間貯蓄銀行」と称する灰色ずくめの男たちの影。
この『時間どろぼう』の巧みな言葉に、町の人々は騙され、時間が盗まれてしまいます。
穏やかだった町や人の心から、どんどん余裕が消えてしまうのでした。

それに気づいたモモは、かけがえのない友人たちのため、奪われた時間を取り戻すという物語です。
大好きな人たちの大切な時間。それは笑顔やゆとり、そしてみんなの優しさを取り戻すために。

1973年に刊行されたということですが、40年あまりを経た現在、
とても警鐘を鳴らしているように思えてしまいます。作者の本当の意図は分かりませんが。

とらえ方は様々ですが、とっても魅力的な本です。
ワクワクと一気に引き込まれて、あっという間に読んだあと、大切な何かを心に残してくれます。


ぜひご一読をお勧めいたします📚
(よかった♪いつかご紹介したかったのです。やっと!よかった〰♪
図書館でも数冊は蔵書しているのと思います☆なんでしたら、お貸しいたしま〰す)

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