つれづれまりん

いたずら白猫マリンの気ままな日常 を経て、
超いたずら 甘えん坊 ほぼ白猫 ハンニャの気ままな日常 へ

ソーシャルスキルの指導

2015年12月10日 | 学習ノート
ソーシャルスキル指導の原理

○ある日常場面の例

1)小さな子どもが、母親と一緒にいるところに、
  近所の人が「○ちゃん、どうぞ」とお菓子をくれる。(刺激)
2)お菓子を受け取った子どもは、うれしくなる。
3)そばにいた母親が「どうもありがとうございます」
  と頭を下げながら、(モデル提示)
  子どもにも『ありがとう』と言うように言い、
  子どもの頭を押さえておじぎをさせる。(プロンプト)
4)相手の人は、「あら、○ちゃん、いい子ね」とほめてくれる。
  (フィードバック)
5)母親もニコニコする。子どもはますますうれしくなる。(強化)
6)子どもは、「人にお菓子をもらったら、『ありがとう』と
  言って頭を下げる」ということを学習する。

7)このようなことが日常場面で何回も繰り返される。(リハーサル)
8)「よその人から親切にしてもらったときは、『ありがとう』と
  お礼を言うのよ」と、母親が子どもに教える。(教示)
9)子どもは、別の場面でも『ありがとう』と言うようになる。(般化)
10)子どもは、『ありがとう』とお礼を言うスキルを身につける。


○ソーシャルスキル習得は・・
 「教示」、「モデリング」、「プロンプト」(促し)、
 「強化」、「リハーサル」、「フィードバック」・・・
 これらが繰り返されることで習得され、
 別の場面へと「般化」していく。


○ソーシャルスキル指導の基本的な流れ
・指導すべきソーシャルスキル(ターゲットスキル)を決める。
・指導用の教材(問題場面を描いたもの)を準備する。
・ルールを決める。教示を与える。
・問題場面を提示する。
・話し合う。
・モデルの提示。
・練習とフィードバック。
・役割交代
・日常生活での般化を促す。


○強化の与え方
・子どもの適切なスキルの直後に与える。
・瞬時に与える。
・強化子(ご褒美)は、価値の大きすぎるものにしない。
・具体物による強化(お菓子・おもちゃ等)は単独では与えず、
 必ず、社会的強化子(笑顔、ハイタッチ、ほめ言葉 等)
・維持期には、強化を少しずつ減らしていく。
 (フェインディング)


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『ボクの仲間がうちに来たら、どうしようかなぁ・・』

・・・今のところ、その予定はないけど。

前記事画像の続き。
玄関マットの上から、窓の方を見上げるマリン。
(2015年4月撮影)






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