つれづれまりん

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応用行動分析 1

2015年12月11日 | 学習ノート
行動面の問題とは、子どもの行動が、
周囲とのかかわりの中で、「問題」を引き起こし、
継続化している状況のこと。
「対象となる個人」と、「その個人を取り巻く周囲の環境」との
相互作用にかかわる問題。

これを解決するために、
応用行動分析が有効な方法となる。

応用行動分析では、
行動の原理(行動が生起し、定着し、習慣化するメカニズムと、
 行動が減少ずるメカニズム)を理解する。

応用行動分析は、
行動を以下のように3つの枠でとらえる。(ABC分析)
・「先行条件」 A (Antecedent condition)
   その行動に先行する出来事、きっかけ、手がかり
・「行動」 B (Behavior)
・「結果条件」 C (Consequent Condition)
   行動の結果として生じる何らかの環境の変化

○行動の増減
行動が起こった直後の「結果条件」である「強化」と「弱化」が影響する。
・「強化」・・特定の行動が起こりやすくなること。持続すること。
  その際の刺激や条件を「好子(こうし)」(強化子)という
・「弱化」・・特定の行動が起こりにくくなる。消失する。
  その直後の刺激や条件を「嫌子(けんし)」という

○行動の定着、習慣化 
1)「強化」の工夫(「好子(こうし)」の利用)
 ・一次好子(支持性好子)(生来的な好みや快状態をもたらすもの)
 ・二次好子(条件により、好子としての効力を持つもの)
 ・社会的好子(ほめ言葉、拍手、ほほえみなど)

2)「強化スケジュール」・・強化のバリエーション
 ・行動が起こるたびに好子を与える・・「連続強化スケジュール」
 ・毎回でなく、ときどき与える・・・「間欠強化スケジュール」
 ・行動が起こっても、まったく好子を与えない・・・「消去」

3)プレマックの原理
 ・低頻度行動(回避されている行動 ex.学習課題)を実行させた直後に、
  高頻度行動(積極的に取り組んでいる行動 ex.好きな本を読む)の
  実行機会を随伴させると、低頻度行動の生起確率が高くなる。

4)トークンエコノミー法
 ・行動を維持させるために、用いられる。
 ・トークン・・・シール、チェック印、ポイント 等。
 ・目標となる行動が起こったら、トークンを与え、
  一定量たまったら、支持性好子(児童生徒の好む物や活動の権利)と
  交換する方法。

5)集団随伴性
 クラスなどの集団の場で強化される機会をつくり、
 それによって個人の行動の改善を図ること。


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マリンちゃん、
その「行動」は、明らかに、「問題」だよ・・・


『そうかな・・』 
そうだよ。

ブラインドを破壊して移動するマリン (^_^;)
(2015年2月 撮影)






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