つれづれまりん

いたずら白猫マリンの気ままな日常 を経て、
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応用行動分析 2

2015年12月12日 | 学習ノート
○行動の抑制、減少

適切な行動を生起させ、定着化、習慣化させることにより、
不適切行動の減少が期待されるが、
不適切行動自体を抑制したり減少させたりする対応が、
必要な場合もある。

1)分化強化 
・不適切行動とは別の、「適切行動」に対して
 強化する(好子を提示する)ことと、
 不適切行動に対しては強化しない(消去)ことを、
 同時に実施する方法。

・対象者への嫌悪性、侵襲性、拘束性が
 最も少ない方法として、認められている。


2)消去(計画的非対応)
・不適切行動に随伴して提示されていた好子
 (みんなからの注目、苦手な課題から逃げられる、等)を、
 当該の行動が起こっても一切与えないもの。 
・反応バースト(消去バースト)が起こることがある。
 (一時的に不適切行動の頻度が増大する)

3)タイムアウト
・それまで従事していた活動から引き離したり、
 一定の場所や部屋に移動させる方法。
   (撤去型 引き離し型 別室移動型)

4)レスポンスコスト
・約束していたルール違反や不適切行動の生起に応じて、
 一定量のトークンを取り上げたり無効にしたりすること。

5)嫌悪刺激の提示
・無条件性嫌悪刺激の提示(罰)
・条件性嫌悪刺激の提示(注意や警告)
   
6)過剰修正法
・「原状回復」
   自分の破壊したものを片付ける、改修させる
・「積極的練習」
   苦痛や疲労感を伴う一定の身体運動をさせる


○機能的アセスメント
・不適切行動を起こしている当事者への嫌悪性、侵襲性の低い方法で、
 かつ、根本的な解決方略として、
 不適切行動を起こさなくても済むような「先行条件」の操作、
 不適切行動を強化している好子を除去する「結果条件」の操作
 が重視される。
・そのための、包括的なアセスメント。

・代替行動の選定も。


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『こうしなきゃ、戻って来れないもん』


・・・確かに・・そうでしょうけど・・

「嫌悪刺激の提示」もかわいそうだし、
この場合の、「代替行動」は・・ないなぁ  (^_^;)

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