前記事の続きです。(Prat5)
静岡少年鑑別所 所長
吉田智子先生による
「少年非行の現状
子どもたちの心と大人の対応」
(平成30年(2018)5月) より
〇思春期
・第二次反抗期。依存と自立を揺れ動く。
・行動範囲が広がるにつれ、家庭を離れて
新しい刺激や対象を求めようとする。
・言語による表現が未成熟。
悩みをうまく言語化できず、
心理的な問題が、
行動や身体を通じて表現されることがある。
・行動化
・内に、自分に:不登校、引きこもり
・外に、他者に:家庭内暴力、非行
・これまでの成育過程や
親子関係の中で積み残された課題が
思春期になって現れることもある。
〇ネット社会
・言葉だけのやり取り
相手の表情が見えず、容易にトラブルに。
・匿名性
抵抗感が希薄となり、感覚がマヒし、
行動がエスカレートする。
(ネット上の人と会う、ネットで悪口)
~判断力や批判力が未成熟なため、
興味本位で情報に飛びついたり、
情報をうのみにしたりする。
~非行少年は、ネットのトラブル経験
(被害・加害体験)が多い。
(NHK時事公論
「ネット社会と子供の犯罪」から)
〇非行防止に向けて
・法教育
(法的な枠組みや手続きの流れについての理解)
いたずら半分、軽はずみな言動が
法律にふれる行為につながることもある。
・ネットリテラシー教育
家庭内で、親子でルール作り 等
加害者にも被害者にもならないように。
・周囲(自分自身や家族)に与える影響を想像する。
もし、自分が被害者の立場になったら、
加害者となったら・・
・規範の内在化
自己肯定感を高める。
人に迷惑なことはしたくない 等
◎非行少年・若年犯罪者の意識調査
(H23年版犯罪白書 より)
・対象:非行少年(少年鑑別所在所中)
若年犯罪者(30歳未満の受刑者)
・「法律で禁じられているような
悪いことをしようと思ったとき、
あなたを思いとどまらせる
[心のブレーキ』になるものは何ですか?」
→おおむね7割以上の者が「家族」と答えた。
*「罰せられるから」よりも、
「家族や身近な人の存在」の方が、
抑止の理由として多かった。
〇子どもとのかかわり
・子どもの行動に常に関心を。
いつもと違う様子はないか、
何かあれば声掛けを。
・話しやすい・相談しやすい雰囲気を、
日ごろからつくっておく。
・プラスの視点で接する
良い点を見つけてほめる。
「これだけしかできない」でなく
「ここまでできた」
・「結果(成果)」に加え、
「過程」や「周りに与えた良い影響」
などにも言及。
→あなたのことをよく見ている、
大切で必要な存在である、
というメッセージになる。
~子どもも親(大人)の姿をよく見ている。
◎コミュニケーションの取り方
相手を主語にする(YOUメッセージ)より、
自分を主語にする(Iメッセージ)で。
・YOUメッセージ
「あなたは、なぜ~~しないの?」
「あなたは、もっと~~しなさい」
相手に対する批判、説教につながりやすい。
・Iメッセージ
「私は、~~したらどうかと思うけど」
「私は、~~してもらうと助かる」
自分の気持ちを素直に表現。
コミュニケーションが広がる。
◎発達上の生きづらさを抱えた子どもたちに
・話の内容は、シンプルに伝える。
・具体的、視覚的情報を用いる。
・大きな声での命令や叱責はしない。
・できていることを認めてほめる。
・ソーシャルスキルの獲得。
・違法行為については毅然とした態度で。
*環境を整備し、働きかけを工夫することで、
望ましくない行動を変化させていくことは可能。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次は、「問題行動への対応」です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1Fソファーにて、
『また撮ってるんだ・・』
まん丸目とまん丸顔だね (*^^)v
(2918年5月下旬 夜)
(前々々記事画像撮影日の夜のこと)
静岡少年鑑別所 所長
吉田智子先生による
「少年非行の現状
子どもたちの心と大人の対応」
(平成30年(2018)5月) より
〇思春期
・第二次反抗期。依存と自立を揺れ動く。
・行動範囲が広がるにつれ、家庭を離れて
新しい刺激や対象を求めようとする。
・言語による表現が未成熟。
悩みをうまく言語化できず、
心理的な問題が、
行動や身体を通じて表現されることがある。
・行動化
・内に、自分に:不登校、引きこもり
・外に、他者に:家庭内暴力、非行
・これまでの成育過程や
親子関係の中で積み残された課題が
思春期になって現れることもある。
〇ネット社会
・言葉だけのやり取り
相手の表情が見えず、容易にトラブルに。
・匿名性
抵抗感が希薄となり、感覚がマヒし、
行動がエスカレートする。
(ネット上の人と会う、ネットで悪口)
~判断力や批判力が未成熟なため、
興味本位で情報に飛びついたり、
情報をうのみにしたりする。
~非行少年は、ネットのトラブル経験
(被害・加害体験)が多い。
(NHK時事公論
「ネット社会と子供の犯罪」から)
〇非行防止に向けて
・法教育
(法的な枠組みや手続きの流れについての理解)
いたずら半分、軽はずみな言動が
法律にふれる行為につながることもある。
・ネットリテラシー教育
家庭内で、親子でルール作り 等
加害者にも被害者にもならないように。
・周囲(自分自身や家族)に与える影響を想像する。
もし、自分が被害者の立場になったら、
加害者となったら・・
・規範の内在化
自己肯定感を高める。
人に迷惑なことはしたくない 等
◎非行少年・若年犯罪者の意識調査
(H23年版犯罪白書 より)
・対象:非行少年(少年鑑別所在所中)
若年犯罪者(30歳未満の受刑者)
・「法律で禁じられているような
悪いことをしようと思ったとき、
あなたを思いとどまらせる
[心のブレーキ』になるものは何ですか?」
→おおむね7割以上の者が「家族」と答えた。
*「罰せられるから」よりも、
「家族や身近な人の存在」の方が、
抑止の理由として多かった。
〇子どもとのかかわり
・子どもの行動に常に関心を。
いつもと違う様子はないか、
何かあれば声掛けを。
・話しやすい・相談しやすい雰囲気を、
日ごろからつくっておく。
・プラスの視点で接する
良い点を見つけてほめる。
「これだけしかできない」でなく
「ここまでできた」
・「結果(成果)」に加え、
「過程」や「周りに与えた良い影響」
などにも言及。
→あなたのことをよく見ている、
大切で必要な存在である、
というメッセージになる。
~子どもも親(大人)の姿をよく見ている。
◎コミュニケーションの取り方
相手を主語にする(YOUメッセージ)より、
自分を主語にする(Iメッセージ)で。
・YOUメッセージ
「あなたは、なぜ~~しないの?」
「あなたは、もっと~~しなさい」
相手に対する批判、説教につながりやすい。
・Iメッセージ
「私は、~~したらどうかと思うけど」
「私は、~~してもらうと助かる」
自分の気持ちを素直に表現。
コミュニケーションが広がる。
◎発達上の生きづらさを抱えた子どもたちに
・話の内容は、シンプルに伝える。
・具体的、視覚的情報を用いる。
・大きな声での命令や叱責はしない。
・できていることを認めてほめる。
・ソーシャルスキルの獲得。
・違法行為については毅然とした態度で。
*環境を整備し、働きかけを工夫することで、
望ましくない行動を変化させていくことは可能。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次は、「問題行動への対応」です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1Fソファーにて、
『また撮ってるんだ・・』
まん丸目とまん丸顔だね (*^^)v
(2918年5月下旬 夜)
(前々々記事画像撮影日の夜のこと)
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