つれづれまりん

いたずら白猫マリンの気ままな日常 を経て、
超いたずら 甘えん坊 ほぼ白猫 ハンニャの気ままな日常 へ

非行防止に向けて

2020年02月07日 | 学習ノート3
前記事の続きです。(Prat5)

静岡少年鑑別所 所長
 吉田智子先生による
「少年非行の現状
 子どもたちの心と大人の対応」
(平成30年(2018)5月)  より


〇思春期
・第二次反抗期。依存と自立を揺れ動く。
・行動範囲が広がるにつれ、家庭を離れて
 新しい刺激や対象を求めようとする。
・言語による表現が未成熟。
 悩みをうまく言語化できず、
 心理的な問題が、
 行動や身体を通じて表現されることがある。
・行動化
 ・内に、自分に:不登校、引きこもり
 ・外に、他者に:家庭内暴力、非行
・これまでの成育過程や
 親子関係の中で積み残された課題が
 思春期になって現れることもある。

〇ネット社会
・言葉だけのやり取り
 相手の表情が見えず、容易にトラブルに。
・匿名性
 抵抗感が希薄となり、感覚がマヒし、
 行動がエスカレートする。
(ネット上の人と会う、ネットで悪口)

~判断力や批判力が未成熟なため、
 興味本位で情報に飛びついたり、
 情報をうのみにしたりする。

~非行少年は、ネットのトラブル経験
 (被害・加害体験)が多い。
(NHK時事公論
 「ネット社会と子供の犯罪」から)



〇非行防止に向けて

・法教育
(法的な枠組みや手続きの流れについての理解)
 いたずら半分、軽はずみな言動が
 法律にふれる行為につながることもある。
・ネットリテラシー教育
 家庭内で、親子でルール作り 等
 加害者にも被害者にもならないように。
・周囲(自分自身や家族)に与える影響を想像する。
 もし、自分が被害者の立場になったら、
 加害者となったら・・
・規範の内在化
 自己肯定感を高める。
 人に迷惑なことはしたくない 等

◎非行少年・若年犯罪者の意識調査
  (H23年版犯罪白書 より)
・対象:非行少年(少年鑑別所在所中)
    若年犯罪者(30歳未満の受刑者)
・「法律で禁じられているような
  悪いことをしようと思ったとき、
  あなたを思いとどまらせる
  [心のブレーキ』になるものは何ですか?」
 →おおむね7割以上の者が「家族」と答えた。
 *「罰せられるから」よりも、
  「家族や身近な人の存在」の方が、
  抑止の理由として多かった。


〇子どもとのかかわり

・子どもの行動に常に関心を。
 いつもと違う様子はないか、
 何かあれば声掛けを。
・話しやすい・相談しやすい雰囲気を、
 日ごろからつくっておく。
・プラスの視点で接する
 良い点を見つけてほめる。
 「これだけしかできない」でなく
 「ここまでできた」
・「結果(成果)」に加え、
 「過程」や「周りに与えた良い影響」
 などにも言及。
→あなたのことをよく見ている、
 大切で必要な存在である、
 というメッセージになる。
~子どもも親(大人)の姿をよく見ている。


◎コミュニケーションの取り方
 相手を主語にする(YOUメッセージ)より、
 自分を主語にする(Iメッセージ)で。
・YOUメッセージ
 「あなたは、なぜ~~しないの?」
 「あなたは、もっと~~しなさい」
 相手に対する批判、説教につながりやすい。
・Iメッセージ
 「私は、~~したらどうかと思うけど」
 「私は、~~してもらうと助かる」 
 自分の気持ちを素直に表現。
 コミュニケーションが広がる。



◎発達上の生きづらさを抱えた子どもたちに
・話の内容は、シンプルに伝える。
・具体的、視覚的情報を用いる。
・大きな声での命令や叱責はしない。
・できていることを認めてほめる。
・ソーシャルスキルの獲得。
・違法行為については毅然とした態度で。
*環境を整備し、働きかけを工夫することで、
 望ましくない行動を変化させていくことは可能。

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次は、「問題行動への対応」です。


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1Fソファーにて、

『また撮ってるんだ・・』

まん丸目とまん丸顔だね (*^^)v

(2918年5月下旬 夜)
(前々々記事画像撮影日の夜のこと)







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