植物の話３・シクラメン

12月に入りましたので、季節柄よく見られる鉢花・
シクラメンについて紹介したいと思います。

シクラメンは地中海沿岸原産のサクラソウ科の多年草。
日本では、流通量No１の鉢花です。ハート型の葉っぱと
色とりどりの花が可愛らしいですね♪
クリスマスを彩る花として、今やなくてはならない存在です。

シクラメンの名前は、ギリシャ語の「サイクル」に由来
するそうです。理由は、花が終わったあとの茎がくるくると
らせん状にねじれるから・・・だそうです（「目が●ン！」でも
言っていました）。咲き方も他の花と異なり、開花の際、花柄の
方に反り返ってねじれていきます。

別名として「カガリビバナ」（・・・これは茎が伸びて咲く様子から
だと思います）。及び「豚のまんじゅう」（・・・まんまるい球根の
形から名づけられたようです）。但し、球根には有毒物質が含まれて
いるそうなので、食用には向きません。

「シクラメンのかほり」と云うヒット曲がありますが、残念ながら
園芸種のものには、香りはほとんどありません。・・・が近年
野生種の香りを有する、新品種も出てきました（ほんのり甘い
香りです♪）。

綺麗なので、ついついお部屋の中に置きたくなりますが、
シクラメンは意外と暑いのが苦手です（１５～２０℃が適温）。
最近の住宅は機密性に優れているので、
玄関先くらいに置いてあげるのが、
花を長持ちさせるコツだと思います。







写真はゴールデン・ガール。
黄色の新品種です（左）
続いて、人気品種のピアス（中央）。
そして、かすかに香りのする新品種・冬桜（右）。