ナスカ展

土曜日へ行ってまいりました、上野の科博へ。
目的は２４日まで行われていた「ナスカ展」アンコール。

・・・混む混むと言われていたにも関わらず
だらだらしていたせいで、上野へ着いたのは午後１時過ぎ・・。
奇跡的に待ち時間ナシ・・で入れましたが。

とはいうものの、中はギュウギュウ・・。
覚悟していましたが、休日の特別展はツライですね。

で、ナスカ展
（「地上絵ふたたび」と銘打っていますが、
もちろん地上絵は無いわけで・・（汗））。

展示品のほとんどは、土器。（あとは織物）。
目玉は子供のミイラ・・なんですが。
乾燥地帯だからこそ、ここまでの状態で残ったんだよなあ・・・と
感慨深かったです。

話は戻って。土器。非常に鮮やかな彩色。

ナスカの人々は、力を持つ動物を神格化して
“精霊”として祀っていたそうです。
コンドルやネコ科動物・シャチなどのモチーフが描かれた
土器がたくさんありました。
↑このあたり、日本人とも通じるなあ。。と思っていたら、
ナスカの人々はアジア系と遠い祖先を同じくしているとか・・
納得。

後半の展示「戦争と首級」
ナスカの人々は、討ち取った敵の首（首級（トロフィー））に
とても思い入れを持っていた・・という趣旨の展示。
首級モチーフの土器とか織物がいっぱい・・・。
（南米の文化って、意外と“血なまぐさい”んですよね～）。
首級は祈りを捧げた後、土に埋めたそうです
（作物として“再生”すると信じられていたようです）。

これだけ、高度な文化を有していたにも関わらず、
“文字”を持たなかった文明ゆえに、地上絵がいつ作られたか・
何故作られたか・・という謎も分からず・・・。
永遠のミステリーですね・・。

バーチャルシアター「地上絵」を体験コーナー・・
正直、ちょっと酔いました・・。

いつか、直に見てみたいものです。

一通り、見終わって出てきたら・・・。
入口から、ずら～～～と行列ができていました・・・。危なかった。

夕方から、風が強くなってきて
電車が止まっていました（泣）。
帰るのに、３時間かかってしまいました。トホホ・・・