つれづれ日記~竹河せりかの日常風景~

同人情報や旅行記など、日々の出来事を綴っていきます。

飛鳥・橿原ジンポジウム

2015-02-28 20:47:38 | 展示会
今日は、「飛鳥・橿原シンポジウム」を聞きに
有楽町朝日ホール(有楽町マリオン内)へ
行ってまいりました。



この講演会のタイトルは
「藤原京物語~女帝・持統天皇 その愛と戦いの生涯~」
主催は橿原市観光協会で、ロビーにはたくさんの観光パンフレットが
置かれていました。

内容は、

第一部…「持統天皇の想いー藤原京・吉野宮・薬師寺」
講演者:奈良県立橿原考古学研究所 所長 菅谷文則氏

ー休憩ー

第二部…「万葉集から読みとる持統天皇の心」
講演者:漫画家:里中満智子氏

の予定ですが、いきなり
菅谷先生と里中先生の入れ替えでスタート
(理由は後ほど(^_^;)



11階・大ホールは満員御礼
最初に主催者である、橿原市の代表の方の挨拶。
ほどなく里中先生の講演がスタートしました。

里中先生と万葉集の出会いは中学生。
教科書で有馬皇子の和歌一首(家にあれば…)と額田王・天武天皇の二首(茜さす…の有名な和歌ですね)
和歌の背景を調べるうちに万葉集の世界に
はまり込んでいったとのこと
(授業は文法ばかりでつまらなかったとも(^_^;)

万葉集に収められた持統天皇の和歌は
とても“理性的”で、従来言われていたような
“感情的に権力を欲しいままにしていた人ではなかったのでは”との
思いが「天上の虹」のきっかけになったとの事でした。

講演タイトルの“持統天皇の心”ですが
人の心の内は誰も分からないのだから
“あくまで自分の感じた持統天皇”と強調されていました。

「天上の虹」については
“生きている間に完結させることが出来て良かった”とも
仰っていましたよ。

休憩を挟んで、第二部が始まりました。
ここで講演が入れ替えられた理由が明らかに。
なんと、講演者:菅谷先生ですが
本日の朝まで入院されていたそうです_(._.)_

…皆さんが絶句する中、講演が始まりました。
菅谷先生は様々な研究をされているそうですが
ISISにより破壊された石像も直に触れたことがあるそうで…
映像を見て涙が出た…と仰っていました(T_T)

講演内容は、一言で述べると
「持統天皇は役小角を信頼していた」
…修験者と役小角との関わりについてが多かったです。
ご自身も修験者なのだそうです(^_^;

天武・持統天皇陵は八角形ですが
これも道教の流れを汲んでいるとか。
夫婦で葬られている天皇陵は、ここだけなので
「持統天皇は天武天皇を本当に愛していた」と
云う事も述べられました(^_^;

とにかく、あっという間の3時間でした。
このシンポジウムは、今回が初めてですが
評判が良ければ今後も続けていきたいとのこと。


休憩時間に、登場した、ゆるキャラ・さららちゃん
切れ長の目に子供は怖がるって…どうなのかしら(^_^;



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コミケットスペシャル6 | トップ | コミケットスペシャル6頒布情報 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

展示会」カテゴリの最新記事