ことばと学びと学校図書館etc.をめぐる足立正治の気まぐれなブログ

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象潟今昔

2006年07月01日 | マミム・メモ
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 6月24日、前日に鶴岡まで出かけたついでに、山形との県境にある秋田の象潟まで足を伸ばしました。雄大な日本海と鳥海山の間に横たわる象潟は、芭蕉が奥の細道で訪れた最北の地です。芭蕉は6月15日から18日にかけてこの地を訪れていて、

「象潟や雨に西施がねぶの花」
Kisakata ―
Seishi sleeping in the rain,
Wet mimosa blossoms
(ドナルド・キーンの訳です。)

という句を残しています。私が訪れた日は、うす曇でしたが、やはり、ウトウトしたくなりました。

 芭蕉が奥の細道のたびに出たのは1689年、当時の象潟は、今から約200年前、1804年の大地震で地面が2.4m隆起し、現在は田園地帯が広がっています。田んぼの間に島々が点在する風景は芭蕉が目の当たりにしたものとは違いますが、四季折々に違った風情を見せてくれる景勝の地として、今では国の天然記念物「象潟」となっています。

畦道を縫って自転車で島巡りをしました。
人の気配に驚いて飛び立つ鷺に、こちらが驚かされて、思わずハンドルを切りそこないそうになります。
鷺が去った後の畦には、ドジョウやアメンボなど小さな生き物が活発に動き回っていました。
島のひとつに「上陸」して、小鳥たちのさえずりや、自在に飛び交うトンビののどかな鳴き声、サラサラという風の音が織り成すポリフォニーを愉しみながら、「いぶりがっこ」をかじり、おにぎりをほおばりました。
みずみずしい佐藤錦のデザートも格別でした。

秋田県にかほ市観光情報ホットライン 九十九島

象潟町郷土資料館 景勝地「象潟」と地震

九十九島

秋田の車窓から 鳥海山

象潟町って?

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