(完結編)から約1ヵ月、「これぞ」という盲点を見つけました。
ドライブユニットのトレイ開閉モーター側、ゴムベルト駆動+樹脂ギアの裏側にヒントがありました。
ドライブユニットを取り外す勇気がなかったのですが、ついにドライブユニットを外し盲点を探し当てました。
トレイ開閉モーター側、ゴムベルト駆動+樹脂ギアの裏側にレンズ部を上下させるスイッチを2個見つけたのです。
発見時は、表面に綿ごみらしきものが付着していて掃除が必要な状態でした。
この2個のスイッチをサンハヤトの接点洗浄剤でスイッチを周りから洗浄しました。
結論は、トレイ開閉の動作が少し早くなり多少のモタツキ感はあるもののスムーズさを得たという感触があります。
作業の詳細を説明します。
1)電源コードやオーディオ配線を外し、床にDCD-1500AEを置きます。必ず電源コードは100Vコンセントから外すこと
2)DCD-1500AEのボンネットを開けます。ネジ10個(裏側の小さな黒ビス2個含む)
3)一旦 電源コードを取り付け、トレイを引き出します
4)ドライブユニット上のDENONの刻印がある蓋を外します。小さな銀色ビス2個を外すと蓋は外れますが蓋の爪がテープで固定されているので慎重にテープを片開きし蓋を外します。写真の赤丸部分の銀色ビス2個です
5)蓋が外れたら、トレイをスライドしドライブユニットから外します。内部に損傷を与えないように蓋を取り付け仮止めします。
6)ドライブユニットと基板との間にフラットケーブルが3つあるので、両手の親指人差し指でつまみ外します
7)ドライブユニットを固定する4本のビスを取り外しドライブユニットを立てかけます。他の部品や基盤へダメージを与えないようにキッチンペーパーなどのクッションを挟み込み立てかけます。6)の写真の赤丸部のビスです。反対側にもあります
8)トレイ開閉モーター側、ゴムベルト駆動+樹脂ギアの裏側に黒いスイッチが確認できます。赤丸部分の2個のスイッチです。
9)スイッチに接点洗浄剤を吹き付け乾燥後、接点復活王を吹き付けます。他の部品に飛び散らないように柔らかい紙の詰め物をすると良いです。 ティッシュだと毛羽立つのでキムワイプを使用しました
10)吹き付ける際に洗浄剤の付属チューブでは届かないので、先を曲げスイッチ本体に届くようにしました
11)後は乾くのを待って元に戻します。 スイッチを叩く樹脂スライド部にはグリスを塗布しておきます
12)戻す際に気を付けるのがフラットケーブルの差し込みです。ケーブルの端を合わせて両手両指を使い真っすぐに差し込みます。 もう1点が4本のドライブユニット固定ネジで、本体正面のトレイ口の位置を左右同じ位置にします。意外と左右どちらかに偏ったりします。 写真の左右の隙間幅が偏ります
しばらく様子を見ていきますが今のところ開閉はスムーズです。
今度は満足のいくトレイ開閉になりそうです。 開閉も心持ち早くなったようです。