(読了 3分)重要度★★★★★
・米1月小売高は下
・日本の年金が破綻しない理由
米1月小売高 前月比%
結果 市場予想 前月
総合 -0.9 -0.2 0.4→0.7(上方修正)
コア -0.4 0.3 0.4→0.7
識者の間では、
駆け込み需要の反動で失速するから関税は経済にとって悪い、
というのが一致した見方でしたが、ロス火災や寒波も重なり、
予想以上の落ち込み。
GDPの7割を占める消費が落ち込むと、GDPがマイナス0.6%分の圧力が掛かるので、
エネルギー企業が減産、企業も設備投資を控え始めると考えられます。
これまでAIで巨額の設備投資を行ってきた巨大企業7社は
設備投資に見合う利益が回収できているのがメタの1社だけで、
他は利益成長が鈍化。
さらにディープシークという安価なAIモデルも登場し、
NVDAの高性能なグラボがいらなくなるかも。
ただし、AIのアプリ開発を手がける企業にとっては、
追い風になるので、AIサービスの新興企業が急上昇(バフェット太郎さん情報)
銘柄の入れ替えが起きている印象なので、
今までイケイケだったFANG+みたいなマグニフィセント7だけに絞った投信や
レバレッジや個別株集中の人は要注意。
リターンの大きさだけを見てテーマ別ETFに一極集中すると、
ブームが過ぎ去ったあとが悲惨です(経験者は語る)
・日本の年金が破綻しない理由
超悲観派の私は、年金はいつ破綻するか秒読み段階だろうと思って
いろいろと調べていたのですが、
人口が多い団塊と団塊Jrの世代が寿命を迎えてお亡くなりになる
12年後と40年後は年金の負担と高齢化比率が急激に下がるため、
大丈夫そうです。
人間の習性として過去の直線的なデータをそのまま未来に当てはめる傾向があり、
著名な学者でも専門外の人はここを見落としている方が多いそうです。
他にも専門家が指摘していますが、日本の年金は賦課方式であり、
インフレには強く、
GPIFが積み立てている金額が給付に対して少ないように見えても、
回ると。
じゃ、なんで社会保険料や税金が増えてるの?というと
国防費やら大企業の減税(支援策)のためです。もっと予算見える化しないと……。
いずれにせよ、NISAでオルカンにコツコツ積み立てで補強しておけば
定率取り崩しとの合わせ技で、思ったほど目標額は高くなくて良さそう。
つみたてシミュレーター
でググると便利な計算サイトがたくさん出てきます。
金融庁の
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/tsumitate-simulator/
取り崩し計算はこっちで
アセットマネジメントOne
ちなみに、私はすでに老後資金の目標額をクリア、
資産形成や年金が無くとも想定インフレ3.6%でオントラックです(ドヤ顔
むしろアメリカがヤバい。2034年問題で年金が枯渇する可能性
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/04/86ee50b656e2aa8b.html
なので超長期米国債には注意。一つのカゴに全部盛っちゃダメ。
日本の地銀も、不勉強な担当者はデュレーション(債券の期間配分)が甘く
これから日銀利上げが続けば
シリコンバレーバンク型の破綻もあるかも。
1000万円以下の預金は保護されるので、地銀株を持っていない限りは大丈夫。
なお、国民年金は控除後で5.5万円、
ねんきんネットやねんきん定期便で7万円の表示がある人でも、
所得税その他が引かれるので、もらえる額は10%~20%減ります。
厚生年金も同様。
さすがに国民年金だけで生活は無理。
とにかく貯金。投資100%をやっていいのは正社員様だけ。
正社員でも仮想通貨・海外FX・不動産はやめとけ。
iDeCoは出口戦略が難しいので自営業の余裕のある人だけ。
以上です!(変なことをしないのが一番良い)