セントルイス連銀総裁が政策金利について語る記事の中で
「テイラールール」という経済数式モデルがあるらしいのですが、
セントルイス連銀総裁、5-7%程度を示唆-「十分抑制的」な金利水準(に達していない)ブルームバーグ
2022年12月時点の
最新のデータを当てはめて計算して、
私なりに確かめてみました。
(ラノベ系Fランク経済学士なのでたぶん、いろいろ不正確ですが。
あと、出典は一次ソースよりもわかりやすさ重視で)
望ましい政策金利=インフレ率+均衡実質金利+定数α1×(インフレ率-目標インフレ率)+定数α2×(GDPギャップ)
= 5.1 + 0.5 + 0.5 ×( 5.1 - 2 )+ 1 ×(2.9-1.8)/2.9
=5.6+1.55+0.38
=7.53%
テイラーの方程式
テイラー・ルール - Wikipedia
インフレ率=11月の前年比PCEコアインフレ率=5.1%
経済指標カレンダー | マネックス証券
均衡実質金利(自然利子率またはR-star)=0.5
自然利子率と中立金利|村松 一之(和キャピタル 運用本部部長)|note
参考 均衡実質金利の2020年データ
Measuring the Natural Rate of Interest - FEDERAL RESERVE BANK of NEW YORK
潜在成長率(長期の実質GDP成長率見通し)=1.8%
FRBの潜在成長率推計値の引き下げが金融政策に与える影響(野村総研)
実質GDP成長率 2.93%
https://stock-marketdata.com/gdp-usa.html
定数α1=0.5(wikiより)
定数α2=1999年モデルに準拠して1とする(wikiより)
GDPギャップ=(実質GDP-潜在GDP)÷ 潜在GDP
定数はいくらでも変えようがあるので、
FOMCがベンチマークにしている数字とは異なると思いますが、
サマーズ元財務長官が言っていたように、
フツーに考えてインフレ率より政策金利が上にならないと
インフレは収束しないよね、
というのを改めて再確認できたかなと。
ただし、異論というか、公式である現財務長官のご意見は異なります。
参考 これよりも低いイエレンルール
コラム・寄稿「自然利子率とイエレン・ルール」
今のところ、ピークアウトの兆しは出ていると思いますが、
高インフレが続いた1970年代には
下がったと思って利下げしたら、
また波打つように上がってきたという
歴史と教訓があるので、
債券も早く買いすぎたかも……という悶々とした迷いがあります。
これで1970年代のようにインフレが14%くらいまで
上がってきたら
マグロ漁船に乗ってでも資金を稼ぐ!
腎臓は……売らない!
アニメ化でもいい!
ガンバレ!薬味紅生姜先生!(他力本願↓
(私の6巻は来年になりそうです)