(読了4分)重要度☆ゼロ
・円安と介入の2024見通しについて
利上げでインフレが止まらない理由は住宅ローンの構造である
・5/10 追記 155.6円~156.8円あたりか。6月利下げなら140円台へ
・PCEはまずまず。前年比で上2.8、前月比で下。個人所得大きい
・世界公益株と商品価格は連動性が極めて高い
・円安と介入の2024見通しについて
今日の日銀会合で改めて金利の緩和姿勢が示されたことと、
アメリカの物価上昇が止まらないことから、
円安が一段と加速しました。
年内にFRBが利下げしたり、物価が落ち着けば
円安は止まると考えられていますが、
NISAで海外資産へ継続して毎月1兆円規模で積み立てたり、
Yotubeなどデジタル課金の赤字、他にも原油高、地政学リスク
などもあって、
未知の新局面。
なぜアメリカの利上げでインフレが止まらないのか?
アメリカの住宅ローンは
日本とは真逆で30年などの固定金利が7~9割なので、
金利が上がっても
足下の国民生活(個人消費)は苦しくならない
という末廣氏の見方は、これが正解だろうなという気がします。
(あとはAIデータセンター設備投資が巨額なのと、
バイデン政権のバラマキ政策(学生ローン、EV、住宅などなど)、
やり過ぎた量的緩和の遺産、
株上昇による資産効果、
後払い決済も)
逆に、日本は変動金利が7~9割なので、
金利を急ピッチで上げてしまうと
住宅ローン破産が相次ぐ可能性もあり、
さらに国債の利払い費の急増もあるので、
日銀は急激な利上げを避けなければなりません。
となると、もう円安は金利政策では放置。
量的引き締めもやらない様子なので、
為替介入のみでの対応。
アメリカの年内利下げを見据えつつ時間稼ぎ。
半年もたせれば御の字といったところでしょうか。
そうなると為替介入は150兆円くらいの実弾で
1回につき10兆円として
7回くらいが限度。
半年で7回なら、一ヶ月につき1回撃つかどうか。
今後の不測の事態を考えると
残弾の余裕を残しておく必要もあるので、
3回も撃てないだろうという見方もあります。
157円、160円の節目あたりで
一回来そう。
9月まで放置して、米利下げに合わせての効果的な一発を狙うのもありか。
とりあえず私はFX1倍の資金を増やしてドル円を半分買いました。
151円でずっと指し値待ちで
神田財務官に翻弄されつづけて、はや一ヶ月。
資金を遊ばせてしまった。
・5/10 追記 155.6円~156.8円あたりか。6月利下げなら140円台へ
ISMやGDP、新規失業保険件数など経済データが弱くなってきたので
岡崎良介氏の予想の受け売りで
円高ドル安目線に意見変更しています。
6月に利下げなら140円台かも。
米実質金利次第。
ここに実質金利のチャート↓
・PCEはまずまず。前年比で上2.8、前月比で下。個人所得大きい
GDPのほうが予想外でインパクトが大きかったので、
あまり市場は反応しないだろうなと。
(ブルームバーグかどこかで、
GDPが意外に重要という記事があったのを
軽視したのを反省。あれを紹介すべきでした)
・世界公益株とコモディティは連動性が極めて高い
通常、ドル安ならコモディティ(商品=ゴールド、原油など)が上がるのですが、
ドル高でコモディティ高。
アメリカの財政赤字が意識され、止まらない物価高が実物資産へ
資金を惹き付けているのだろうなと。
コモディティと世界公益株は連動性が高いそうです。
具体的には、電力・ガス・水道・電話・通信・運輸・廃棄物処理・石油供給
iTrust世界公益株式(為替ヘッジ)
(追記)経費率では0.09%と安いのが↓
XLU 銘柄 - ユーティリティ・セレクト・セクターSPDRファンド 投資信託(ファンド)情報
以上です!(投資は慎重に。FXは投機、ギャンブル)