(読了 3分)
・マーケット概況
・JOLT雇用統計 強い
・米国債の買い時を考える
・現在の最適解はMMF
・小型株と高配当株は注意
マーケット概況
3日の米株は大幅続落
ダウ平均 ー1.29%
S&P500 ー1.37%
ナスダック ー1.87%
日経先物 ー1.40%
ダウ平均は一時500超下落 強い雇用指標で米国債利回りが本日も高値更新=米国株概況
10年債利回り上昇続く 4.78%
30年債も高い
米金融・債券市場=利回り上昇、10・30年債16年ぶり高水準
ドル円 148円、150円突破も2.5円急落。
覆面介入か。財務省は「ノーコメント」
ドル150円台乗せ直後に急落、介入有無「ノーコメント」と財務省
JOLT雇用統計 強い
米労働省が発表するJOLT雇用統計が強かった
JOLT……採用側から見た指標
BLS(NFP)……労働者側から見た指標
(ADP……は民間統計で精度が怪しいと言われている)
それぞれ重要度は違うかと思いますが、
FRBは複数の統計を総合的に判断するので、
一つの指標で決めつけない方が良いです。
ただ、悪材料は強い雇用統計だけではなく、
スト、学生ローン、原油、銅下落、アジア製造業低迷など、
合わせ技一本で懸念材料があれこれ積み上がっているため、
リスク逃避ムードでMMFへ資金がシフトしている模様。
米国債の買い時を考える
私は昨晩、好利率の米国債を買いました。
でも、我慢できる人は
債券の買いはまだ早い
と思います。
機関投資家の「モハPチャンネル」さんも「まだ」の感触だそうです。
JPMのダイモンCEOも「7%」を最悪シナリオで想定。
金利上昇のピークのタイミングで買わないと、
後からもっと利回りの良い債券が
出てくるので
評価損に。
満期までホールドできる人は、
評価損を気にしなくて良いです。
債券は大量発行されている上に、
世界各国が自国通貨防衛に迫られ
米国債を売りに走りやすいため、
需給が悪いです。=利回り上昇
BBBの投資適格債であっても、
10年以上の長期債は企業が潰れちゃうリスクも
あるので、
インテルやシティバンクとかはオススメしないです。
ソフトバンク社債もハイリスク・ハイリターン。
これだけ急ピッチで先止まりが見えないと、
また銀行破綻の懸念も。
現在の最適解はMMF
株は10月下旬にも
またバーゲンセールがあると思うので
しばらく様子を見たい人は
一時的な避難場所として
MMFがいいかと。
人気のMMFは、極めて低リスクで
債券よりも機動的に売却して動けるため、
今後の選択肢が豊富。
利回りも年利4.8%前後と高め。
失業率が急増して
FRBが緊急利下げするようなことがあると、
MMFと米国債が同時に利回り低下になるため、
ずっと長期で持てる前提ではないです。
数ヶ月から半年ですね。
(それ以上の期間なら短期米国債でええやん、と)
為替介入の効果が薄いと、
日銀がマイナス金利解除に動くので、
日本の銀行株が有利に。
ただ、今は地合全体が悪いので
それ関係なく下落かも。
2045年年末くらいまで
円安150円くらいで推移すると予想。
(米失業率急上昇などが無い限り)
日銀マイナス金利解除ー3円でも
一ヶ月もたずに円安に戻るのではと。
日米の経済基調(潜在成長率や賃金上昇など)と
金利幅が違うのが予想の根拠です。
1ドル=165円も最悪シナリオで
想定しておいたほうがいいかも。
(最悪シナリオ155円から意見変更)
小型株と高配当株は注意
MMFと米国債利回りが好条件になると、
高配当株はリスクを敬遠されて
値下がりしやすくなります。
高配当株を買う人は安定志向なんですよね。
「利回りはそこそこ欲しいけど、
値下がりリスクは嫌なの」
みたいな。
VYMは先月の107ドルから101ドルまで低下。
バーゲンセール中。
去年10月の96ドルは割れないと思いますが……。
それと、財務が不安定な企業も高金利が続けば
敬遠されます。
先行き心配で仕方ない人は
S&P500最強伝説チャンネルさんを
見てホールドを心がけて下さい。
私も今は塩漬け中。
以上です!