拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

練習時間を間違った傷心を矢切のてふてふが癒やしてくれた話

2021-05-23 18:42:31 | 日記


このところ楽器ばかりでほぼ歌を忘れたカナリアであったが、思い起こしてみれば、二度の「千人通唱会」で私はクラリネットの合間にアルトを歌ったのだが、毎回、終わった後、指揮者を始め会う人会う人がほめてくれるのは歌(クラリネットをほめてくれた人はなし)。だから、歌は大事な私の一部であり、アルトを歌いに来い来いと言ってくれるM.I.N.(味噌煮込合唱団=仮名)は私にとって貴重。だから、今日も珍しく朝、発声をやったりして、練習に間に合うように早めに家を出た。オークスの馬券は購入済み。録画の準備も万端。「あら、イージマさん、今日は早いですね」「はい、大張り切りで来ました」、これは事前の想定問答である。すると、もうじき白井、3時に余裕で間に合うってところでスマホに主宰者からメッセージが入る。「今日はいらっしゃれないんですか」だって。否定疑問で聞いてこられるなんて某先生も奥ゆかしい。すぐさま「伺います」と返答。すると「1時から3時までなんですけど」!じぇじぇじぇのじぇー(久々に「あまちゃん」)。時間を間違えた。着く時間が終わる時間だ。なんて阿呆な私(アホじゃありません、パーでんねん)。もはや帰るしかない。傷心のワタクシ。せめて、行きと違うルートで帰ろうと思って高砂方面行きの北総線に乗る。すると「次は、矢切」との掲示。矢切かぁ、江戸川の渡し場だよな。私、葛飾区柴又の社宅に4年間住んだ。この機会に行ってみるか、と思って、途中下車。え?矢切って松戸市側だったの?ここでも目論見がはずれて傷心パート2。とりあえず歩いてみるか。ところが、住宅街を抜けて、江戸川の河原に広がるキャベツ畑を見てがぜん心が沸き立った。



こんなキャベツ畑を見たのは子供の時以来。キャベツ畑といえば青虫。青虫と言えばモンシロチョウ。たくさん、飛んでいましたとも。



思わず、♪てーふーてふ(ソーミーミ)、てーふーてふ(ファーレーレ)と口ずさむワタクシはやはり歌が好きである。
そして矢切の渡しに到着。現在は、柴又側から船が出ていて往復して戻るそうで、こちら側から出ていないという(逆に、柴又からまだ出てるんだ、ってことにびっくり)。そのまま歩き続けて、水戸街道の橋で江戸川を渡り、金町経由で家路に着いた。金町駅前の八百屋さんで、トマトを5個216円(税込み)で買えたのもうれしかった。



練習に行けなかったのは残念だったが、その傷心を癒やす小旅となった。橋を渡るとき思ったのだが、江戸川の松戸側はかように自然が豊かなのに、東京側は川岸にびっちり建物が立ち並んでいて風情がない。だから、矢切で降りたのは正解だった。人生塞翁が馬、オークスで勝ったデムーロも言ってたなぁ……その話はまた別の時に書くとして、三つおまけの話をする。

一つ目。白井方面の空にかかっていた雲が一列で壮観だった。



新しい朝ドラの影響で、気象予報士になりたい人が増えるんではないか。そう言えば、矢切駅から西に行けば江戸川だと思って太陽の位置より90度右側に向かって歩いたら北に向かってしまってた。もう5月、夏至まで後1か月。この時期、太陽は北西に沈むんだった。

二つ目。キャベツ畑の横に、妙に盛り上がった草原があった。もしかして古墳?と思ってパチリ。



だが、たしかに、この地域には古墳がいくつかあるらしいが、これは違うようだ。そのホントの古墳を今度訪ねてみるか。誰か私と古墳に行くひとー(性懲りも無く「募集」である)。

三つ目。江戸川っぺりから土手を見上げて撮った写真を後から見たのだが、



これ、「大草原の小さな家」のオープニングの景色とそっくりである!